これが「二価」にする理由

　はい、出たぁ！

10月登場の新ワクチン　BA・4、BA・5に「中和抗体の数値低い」論文データ…名古屋大名誉教授が感染防止効果に懸念 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

　やはり、ですか。予想通りですね。

「新ワクチンのBA・4、BA・5に対する中和抗体の平均値が、非常に低いものだった」

　ということです。つまり、今度出てくる「二価」を接種しても、いま流行っているオミクロン株に対する抗体は、ほとんど上がらない。それはなぜか？

　武漢株ターゲットを多重接種したために、

以降の変異株に対応した抗体を作れなくなる＝抗原原罪があるから、です。

　だから、新しく出てくるものにも、武漢株ターゲットを半分混ぜて「二価」にする。そうすれば、その分の抗体は出てくるはずなので、見かけの抗体価をつり上げることができる、というわけです。だけど、

その抗体は武漢株ターゲットなので、オミクロン株には効きません。

　そして、オミクロン株に対する新たな抗体はつくられない。

つまり、ぜんぜん効かない、ということです。

　それどころか、オミクロン株に対する抗体ができないのだから、「二価」を接種して体内で生成されるオミクロン株のスパイクタンパク質は、まったく中和できない、ということになります。そうなると、体内で生成されるオミクロン株のスパイクタンパク質は、やりたい放題となって、そこらじゅうの細胞を無制限に破壊する可能性があります。

　記事には「新ワクチンは期待外れである可能性」とありますが、それどころではない、大惨事を引き起こす可能性があります。