松田政策研究所の有料チャンネルで、約1年前の上久保靖彦先生と、松田先生の対談を拝聴しています。

 

 

約1年経っても、全く色あせることのない、素晴らしい解析と考察。

 

 1年以上前に、そのときまでのデータを元に、ここまで考察を進めて、あれもこれも言い当てていたことに、改めて感服するばかりです。ポーン

 

 なぜ、日本を始め東アジアと、欧米とで、これほどまでに被害が異なるのか?BCG予防接種が効いているのではないか?という説も挙げられていましたが、どうも要領を得ない。

 

 なかなか状況を整理できず、苦しんでいた時に、それについてデータに基づく論理的な説明が出てきたのが、上久保・高橋の理論でした。ニヒヒ

 

 初めて知ったウィルス干渉という原理。インフルエンザ患者の急激な減少に基づいて、いつウィルスが入ってきて、集団免疫が達成されたか。日本を含む世界の状況の大部分を矛盾なく説明できる理論。これを聞いたときの衝撃は今でも忘れません。

 

 今でこそ、ワクチンによる免疫の記憶=T細胞免疫のことが言われていますが、そのことも上久保先生は説明なさっていました。T細胞免疫があれば、抗体が無くても十分にウィルスを撃退し得ること。これは同時に、抗体を持っている人がどれだけいるか?という数値では、集団免疫の達成状況は評価できないことを意味しています。

 

 こうした説明があるのに、これの数か月後に抗体検査で抗体を持っている人が1%程度しかいないという結果を受けて、田村厚労大臣が「集団免疫には程遠い」と評した、そのバカっぷり・不勉強ぶりに呆れかえったわけです。ニヤニヤ

 

 正しい知識が少しでも広まることを祈るばかりです。