皆様へ
息子の未解決事件を
知ってくださって
ありがとうございます。
毎日新聞が死亡ひき逃げ事件の時効撤廃について、取り上げて頂きました。
読んで頂けましたら幸いです。
「ひき逃げは犯罪。時効期間議論を」
埼玉県熊谷市で2009年、小学4年の小関孝徳さん(当時10歳)がひき逃げされ死亡した事件は30日、発生から14年となり、時効まで6年を切る。こうした中、母の代里子さんは時効の撤廃を求め、活動している。
ひき逃げは、時効7年の道路交通法違反(救護義務違反)、時効10年の自動車運転処罰法違反(過失致死)で捜査されることが多い。一方で、死亡ひき逃げに対しては、逃げた時点で「(公訴時効のない)殺人に匹敵する」との声が遺族らから上がる。制度改正の必要性について、交通犯罪捜査に詳しい依田隆文弁護士(70)に聞いた。
「ひき逃げ」をどう考えるか。
◆ひき逃げは事故ではなく、交通犯罪だ。救護すれば助かったかもしれない人を放置して逃走する行為で、被害者が死亡すれば、遺族が「殺人に等しい」と考えるのは十分に理解できる。その点をしっかり強調しなければならない。現行の「救護義務違反」は行政罰のように捉えられ、軽く考えられているのかもしれない。車を運転する人が事故を届けることが前提で、逃げることの重大性が想定されていない。
熊谷の事件は、県警が過失致死から危険運転致死に容疑を切り替え、時効が延びた経緯がある。
◆最初から危険運転で捜査することが大前提だ。人が刺されて死亡していたら、明らかな過失と分かる事案でなければ、殺人を考える。状況が分からない時は重い罪を念頭に置くのが当然だと思う。過失致死から捜査に入るのは、危険運転致死の規定がなかった時代の考え方ではないか。危険運転なら現行制度でも時効は20年と長くなる。捜査の態勢も少し変わるかもしれない。
初動捜査が重要なのは、交通事件の捜査も殺人も同じだ。道路の痕跡は5分、10分でどんどん変わる。通行を止めて、どれだけ現場を保存して調べられるかが重要になる。
時効撤廃については。
◆真実を知りたいという遺族の気持ちはよく分かる。ひき逃げに関して何らかの制度改正は必要だと思う。人をひいたところまでは過失だが、その先の逃げる行為は故意。逃げたら死ぬかもしれない、死んでも構わないと思って逃走し、被害者が死亡すれば、「未必の故意」になり、殺人と同等だから時効撤廃という考え方は理解できる。
一方で、時効制度が設けられているのは、時の経過によって一般的に処罰感情が薄まり起訴の必要性が減少することと同時に、証拠に基づく立証が難しくなる刑事訴訟法上の理由などからだ。遺族の気持ちが収まらないとすれば、訴訟法上の理由が残る。
刑事事件は起訴して正当な処罰を受けさせることに意味がある。発生現場や被害者の状態については、初動捜査をしっかりするとしても、証拠として車の痕跡を確認できるかどうか。10年もたてば車は処分されている可能性が高い。容疑者が見つかったとして、ひき逃げと結びつけることができるか。気付かなかったと言われた時、証拠として車があるかないかは大きい。時間をかけて、結果的に起訴できないということにならないか。 また、軽傷だった場合や、他の犯罪との関係を考えると、どのような法律構成にすれば整合性がとれるのか、悩ましいと感じている。
遺族は納得できないのでは。
◆「逃げ得」を許していいのかという問題はある。現行の時効期間でいいのかという議論は当然すべきだ。
交通犯罪は私たちにとって身近で、誰もが明日当事者になるかもしれない。ひき逃げが殺人に匹敵するということが、もう少し世の中に理解され、多くの人が自分のこととして考えれば、変えられるのではないか。
◇熊谷死亡ひき逃げ事件 2009年9月30日午後6時50分ごろ、熊谷市本石1の北大通りと国道17号をつなぐ市道で、小学4年の小関孝徳さん(当時10歳)が自転車で帰宅途中にひき逃げされ死亡した。県警は自動車運転過失致死容疑(当時。現在は自動車運転処罰法違反)で捜査を始めたが、公訴時効を迎える直前の19年9月に、容疑を時効が20年の危険運転致死(同)に切り替えた。
◇依田隆文(よだ・たかふみ) 弁護士。裁判所書記官を経て、東京高検検事、さいたま地検交通部長などを歴任した。退官後は熊谷公証役場公証人も務めた。著書に「よくわかる交通事故事件捜査」(立花書房)。
時効撤廃の署名サイト
「死亡ひき逃げ事故の時効撤廃を切実に求めます!逃げ得が許されない社会になってほしい!」
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未解決! 熊谷市小4男児死亡ひき逃げ事故!《時効まであとわずか》
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情報提供先 小関代里子
メール k.takanori0930●gmail.com
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事故当時の状況や情報提供について
事故日時 | 平成21年9月30日(水)18:50頃 |
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場所 | 埼玉県熊谷市本石1-134の路上 (熊谷市婦人児童館、松岩寺の近く) ※住所をクリックすると グーグルマップで表示されます。 |
事故当時の様子・服装 | 当時、水色の自転車に乗り、前かごにリュック 黒のTシャツと、黒っぽいジーパンを履いていました。 |
事故現場の道路について
現場は幅7.6メートルの片側一車線生活道路です。
制限速度は時速30キロ
事故現場は生活道路で便利な抜け道です。
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。