集合場所のカレル橋のたもとにあるカレル4世の像の前に戻ります。

色々なツアーがここから出発するようで、目印を持ったガイドさんの姿がちらほら。

私も申し込んだツアーの目印(青と白の縞模様の傘)を探してバウチャーを確認してもらいます。

まずは、言語別に分けられ、私は英語ツアーへ。英語ツアーへの参加が一番多く、さらに二分割に。あとは、地理的に近いからか、ドイツ語ツアーの方が多かったです。


私のツアーの担当は気さくな可愛らしいツアーガイドさんで、ゆっくりと分かりやすい英語を話してくれたので、とても楽しく参加できました。


まずはカレル橋の探索から。

チェコで最も大切にされているカトリックの聖人、ヤン・ネポムツキーの像前へ。


十字架と棕櫚の枝を持っていて、頭上に星が5つあるのが特徴です。

プラハのほかの場所でもこの方の像は何度か見かけました。


ヤンは国王と大司教の対立に巻き込まれ拷問を受けて落命しました。その遺体はここ、カレル橋の上からヴルタヴァ川に投げ捨てられました。


ガイドさんが説明されたのは、その死後、現れたいくつかの奇跡、あるいはその殉教に関しての伝説についてです。最も有名なものは、王妃の告解を聞く役割も担っていたヤンが、王妃の不貞を疑っていた国王に王妃の懺悔内容を明かすことを強要されたヤンがそれを拒んだために殺されたというものです。


5つの星が目印なので、この方に関連するものは見つけやすいです。

上下の写真でも金に輝いている箇所がありますが、触ると幸福になると言われているからとか。


ただ、ガイドさんによれば、下の写真の十字架の部分に手を触れ願い事をするのが正しいお作法だそうです。

私はちゃっかり、両方に触れておきましたが。(笑)




橋を渡りこちらからプラハ城下に進んでいきます。

5分ほど街並みを楽しんでから、マラーストラナ広場から22番のトラムに乗り、プラハ城北門停留所(Prazsky hrad)で下車しました。

トラムの乗車券はツアーに含まれていました。

トラムを使わずに徒歩で行くこともできますが、かなりきつい坂と階段を使うので、行きはトラムを、帰りは景色を楽しみながら徒歩、がおすすめかと。



有名な聖ヴィート大聖堂の裏側まで、トラムの駅から5分もかからなかったかと。

もちろん、表側に回り聖ヴィート大聖堂の中へ入場します。
こちらは有料エリアですが、ミュシャのステンドグラスやヤン・ネポムツキーのお墓など見どころがたくさんあるので、その価値はあるかとおもいなす。



美しいステンドグラスが、四方八方にあり、目を奪われます。


中でも、一番のお目当てだったこのミュシャのステンドグラスは、色使いやモチーフが独特で素晴らしいものでした。


そしてこちらが聖ヤン・ネポムツキーのお墓です。

銀で作られているところもその人となりを現しているようです。


プラハ城は、現在も、大統領府として使用されているので、こちらに大統領がいらっしゃる時には、このように国旗が掲揚されているそうです。


城内は観光客に開放されている場所がたくさんあります。

代々の王家やハプスブルク家の威光が感じられる絵画や宝飾品の展示も。




黄金の小道の手前でツアーは解散しました。

入場券はツアーに含まれているので、そのまま小道を各人で見学します。

カラフルな家が立ち並ぶこの路地は、15世紀末に作られ職人や城の射手などが暮らしていたそうです。またその閑静で美しい家並からの多くの芸術家も魅了してきました。

とりわけ有名なのは、フランツ・カフカが仕事場として使用していた水色の「カフカの家」です。


帰りは、ガイドさんに勧めてもらった道を、ゆっくり下っていきます。

坂の上からは、美しいプラハの街並みが楽しめます。


集合場所まで戻ると、さすがに足も怠くお腹も空いたので、カレル橋近くのレストランで名物のグラーシュをいただきました。美味しかった!!自家製のライムジュースにも疲れを取ってもらいました。