ホテルから程近いRingフォルクスシアター駅からトラムに乗ってベルヴェデーレ宮殿へ。
ベルヴェデーレ宮殿は、バロック建築の傑作と言われており、上宮にはクリムトをはじめとして多くの作品が展示されています。ちなみにベルヴェデーレとは美しい眺めという意味らしいです。
予約した時間より少し早く着いたので、バロック造営技術の最高峰と謳われている庭園をお散歩しました。
カフェでは、朝食を楽しんでいる方がたくさん。
私は朝食はホテルでたんまり食べてきたので、優雅な雰囲気だけをお裾分けしてもらいました。
正面から鏡池に綺麗に宮殿を映したかったのですが、ちょうど良さそうな場所にはロープが張ってあり近づけませんでした。サイドからの撮影だと半分くらい映りますかね。
時間がきたので鏡池とは反対側にある入り口から、入場します。
豪華なホールに圧倒された後、絵画鑑賞が始まります。
有名な「接吻」グスタフ・クリムトの「金の時代」の代表作。
1908年の夏に開催された総合芸術展「クンストシャウ」で公開された当時は「恋人たち」という題名だったそうです。
画像では伝わらないかもしれませんが、180✖️180cmの大きな絵です。
皆さん、写真を撮った後は少し離れた位置から長い時間眺めていらっしゃいました。
多くの方の足を止めさせる力、豪華絢爛さだけでなく、深い、ある意味普遍的な愛の力かもしれませんが、そのようなものがあるように感じました。
「ユディト」
国を破滅から救うために、酔い潰した、アッシリアの将軍ホロフェルネスの首を切り落としたユディトの伝説から描かれた一枚。
額縁は、クリムトのデザインをもとに、若くしてこの世を去った弟ゲオルクが製作したものだそうです。
「カンマー城公園の並木道」
とても印象的な風景画です。すーっと奥に見えるお城の入り口に視線が引き込まれていきます。
こちらの↓ゴッホの風景画とどこか似たテイストを感じます。
うーん、誰だか知っている人に似ている気がして……。
他にもエゴン・シーレの作品など、多くの興味深い絵画が展示されています。
機会があれば、お時間の許す限り、じっくりと楽しんでください。
ちなみに、このような耳にあてるタイプのオーディオガイドを借りれば、より楽しめます。
日本語にも対応していました。