この時期といえば、花好きの私は、どうしても梅の名所に行くわけです。

故郷の京都も2月は比較的観光客が少ないので行きやすく、慣れない都内をさまようよりは土地勘があって気楽なので新幹線でサクッと行ってしまいます。

そして京都で梅といえば、北野天満宮。



北野天満宮といえば、飛梅。

太宰府に左遷された菅原道真を慕って、京都から、福岡・太宰府まで一夜で飛んでいったという「飛梅伝説」はとても有名ですよね。

その飛梅と同じ種として伝わるのが、北野天満宮の御神木「紅和魂梅」

樹齢は約350年だとか。

私が梅苑に合わせて訪れたときには、ここの梅は遅咲きなのでまだ咲き始めでしたが、一部には気品ある花が咲いていました。

  「東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」

この道真の哀切こもった和歌に、梅の花も香りだけでなく、その姿ごと愛でてもらいたいと思ったのでしょうか。




さて、そして梅苑「花の庭」です。

とりどりに咲く梅の中を、香りに抱かれるように散策路があり、展望台もあります。

上から見下ろす梅もまた美しいです。



もちろん下から見上げる梅も素晴らしい!



苑内には、お茶とお菓子をいただける休憩所もあり、まったりと歩き疲れた足も休めることができます。