親族に会うため、京都に帰省中です。

所用の前に、ふだんはあまり足を運ばないエリアに行ってみました。

まずは、市比賣神社(いちひめじんじゃ)。

こちらの神社の御祭神は、全て女神様。ということで、女性の全ての願い事に御利益があるという、女性にとっては最強最上の神社です。

また市場の神様、商いの祖神としても有名です。なので、女性だけにご利益があるわけではありまでん。





こちらの「ハッピーカード御守り」は、とても人気があります。

有名人も含めたくさんの方が、とてもご利益があった!と呟かれているからでしょうか。

私が訪ねた時も、数名の方が、御守りをいただくための用紙に必要事項を記入されていました。

御守りの裏面には有効期限を記入して頂けるので、返納をうっかり忘れて…‥を防止できますね。



そして、この可愛い姫みくじも大人気。

お家に持って帰って御守りにしても、こちらに願い事を書いて神社に奉納しても、どちらでもいいそうです。

私は、持ち帰りました。

こちらの梅も今が見頃でした。




次に訪れたのは、渉成園。

ここは東本願寺の飛地境内地です。

桜の季節はかなり混雑しますが、今はのんびりと趣のある仏寺庭園を散策できます。



さほど多くはありませんが、梅花も楽しめます。

お天気がいいと、青空に紅白が映えますね。





この辺りには、今大人気の「光る君へ」で注目を浴びている「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルの一人といわれる源融(みなもとのとおる)の邸があったとされ、源融ゆかりの塔や塩釜の手水鉢があります。


現在、3/18日まで、「園林堂」が特別公開されています。版画家として有名な棟方志功(むなかたしこう)さんの肉筆の襖絵を見学できます。

独特なタッチで描かれた、繊細さと大胆さの見事な融合を楽しみ満足しました。明治天皇が休息された「閬風亭(ろうふうてい)」も合わせて拝観できます。


こちらは、徳川慶喜の書。



渉成園から路地をぷらっと歩いていたら、また梅の香りが。

なんと、北野天満宮の前身神社天神信仰発祥の神社「文子天満宮」でした。

こんな場所にあったのか、とお参り。

京都育ちでも、知らない神社仏閣は本当にたくさんあります。



境内には

道真公が、太宰府へ向かわれる途中に立ち寄られ、腰掛けられた腰掛け石があります。



文子様こと、多治比文子は、菅原道真公の乳母をつとめていた方だそうです。

多治比文子は自分の家の庭に小さな祠をもうけ、左遷され失意のうちに去られた道真公を拝んでいたそうです。つまりここは、多治比文子の住居跡地ということですね。


多治比文子は、天神となった道真公より現在の北野天満宮の地に祀ってもらいたいと託宣を受け、それが北野天満宮のきっかけになったそうです。