インドを訪ねたのは、2019年11月。コロナ禍の始まる少し前。
ですが、大気汚染が酷いのでマスクは必需品だと言われカバンに詰めて行きました。
お目当ては、世界遺産、タージマハル。
かつてのムガール帝国の都アグラに佇む、第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き王妃のために建てた霊廟です。
国家が傾くほどの費用をかけたため、皇帝は息子によってアグラ城に幽閉され、タージマハルを眺めながら亡くなったそうです。
シンメトリーの総大理石には、精緻なレリーフが。
見惚れます。
インドは大気汚染が社会問題になっていますが、タージマハルもその影響で変色が目立ち酸性雨の被害もあり修復に多額の費用がかかっている、とガイドさんに教えてもらいました。
ちなみに、ここのトイレ事情はかなり酷かったので、心して行かれるように。
ここは、姿を見られることを禁じられていた宮中の女性のために、マハラジャ サワーイ・プラタップ・スィンによって建てられた 風の宮殿です。ピンク?の小部屋が並ぶ姿は、華麗であり、キュートでもありますよね。
ピンクかと言われれば、うん? いや、赤茶色では? でも光の加減でピンクっぽく見えることもあるのかな、ピンクから連想される可愛らしさ、趣をそう言っているのではないかしら、と私は感じました。
私がよく行くインド料理屋さん「ジャイプール」にもこの「風の宮殿」の写真が飾ってあります。
ピンクシティ、ジャイプールのランドマーク的な建物なんですね。
ジャイプールにはこんな素敵な施設もあります。
世界遺産ジャンタルマンタルは、天文学に造詣が深かったマハラジャ ジャイ・スィン2世によって作られた天文観測施設です。ジャンタルマンタルにはサンスクリット語で「魔法の仕掛け」という意味があるそうです。その名にふさわしく、敷地内に並ぶ天体観測儀は、どこか不思議な魔法を生み出すオブジェのようにも見えます。
ジャイプールでは、路地を少し歩いたのですが、……。ガイドさんなしでは歩けない雰囲気でした。
宮殿ホテルにも泊まりました。
朝夕と、ホテルの中を散歩するのも楽しかったです。
デリーでも観光を。
フユマーン廟。
大きなドームやアーチ型のゲートが特徴的な、ムガール建築の代表格的存在。
こちらも、世界遺産です。
世界遺産クトゥブミナールは、インド最古の、かつて世界で一番高いミナレットだったそうです。
72.5メートル。存在感たっぷりでした。