- 豆しば占い/石井 憲正
- ¥880
- Amazon.co.jp
に対応するため修正、加筆したものです。
ひよこ豆しばの塾長(日本個性學研究所所長石井憲正先生の経営塾)から電話があった。
『一緒に昼飯食いに行こう、9時半京都駅集合』
昨日から経営塾で京都に来ていて、どうしても南禅寺で湯豆腐食べて帰りたいらしい。
待っていたのは3名の城志向(城志向=ピーナッツしば、そら豆しば、ひよこ豆しば、チリビーンしば・・・城志向=好きな時に好きなことを好きなだけしたい、自分らしく生きてゆきたい、人生は楽しむものと思っている)の経営者たち。
昼飯食うのに9時半集合は早過ぎないか?湯豆腐屋まだ開いてないし。
だからそれまで銀閣寺に行くことにした。
まずは京都見物ということで。
例によって、すごいスピードで観光を済ませ、移動はバスとタクシーと人力車ではどれが一番安い?とか考えながら、人力車は値切れなかった(普通値切らないと思う)ので、タクシーで目的の湯豆腐を食べに南禅寺へ。
せっかくなので、庭で食べることにした。
こういった“演出”も大切、 4人とも城志向なので同じ値段ならなおさら。
天気が良くなってよかった。
どこの店でも、三千円位から。
豆腐三千円って高いけど、これが京都の商売。
しかも店に入ると、4千円(税込み4,200円)のほうをしつこくすすめて来る。
以下そのときの、ひよこ豆しばの塾長と店の人の“攻防”
ひよこ豆しば『3千円のほうでいいや』
店の人『こちらがおすすめですが』
ひよこ豆しば『どう違うの?』
店の人『豆腐が違います』
ひよこ豆しば『それ以外はいっしょ?』
店の人『ハイ』
(添えてある天ぷらやごま豆腐、田楽などはまったくいっしょである)
ひよこ豆しば『じゃあ安いほうでイイや』
店の人『でも、こっちがおすすめなんですよ』
さらりと、やんわりと、でもしつこく迫ってくる。
まるで「お客さん、ここは南禅寺なんですよ」とでも言わんばかりに。
何度も言うが、これが京都の商売。
コストパフォーマンスを優先する城志向。
そしてその中でもひよこ豆しばは、「最低限の用が足りれば、他は我慢可」
そして個性學の“組織の役割4分類”でいう所の「突撃隊長」としてのひよこ豆しばが、自ら先頭に立って戦いに挑む。
そしてそこに立ちふさがる、『京都』と言う名の幻・・・。
『じゃあ4人なんで2人前ずつ、これで手を打とう!?食べ比べたらいいや』
二人のアツイ戦いを止めるように、そら豆しばのK社長が言った。
まあなぜ“手を打つ”のかはわからないが、交渉事は同じ城志向でもバランス感覚に優れた、また粘り強さをそなえたそら豆しばに任せたほうが良さそうだ。
後でそら豆しばのK社長の能力をチェックすると、ちゃんと「交渉力」とか「決断力」って出てきました。
食事中も『ところで奥ちゃん、近々東京来るのか?』
『そのつもりです』
『わざわざ連絡してこなくて良いぞ、どうせまた会うんだから』
なんて、どこまでいっても城志向同士の会話を交わしながら、まるで“歩く標本”のように個性丸出しでお付き合いできるって素晴らしい!!なんて思いながらも「こんな面白いハナシ、ネタにしないと」っていう私もやっぱり城志向、殻の中からひそかにじっと観察している“ピーナッツしば”なのでした。
(2006年4月)
個性學と豆しば占いについて詳しく知りたい人のためのセミナーはコチラ
もう人間関係で悩まない、目からウロコの交際術~個性學入門
(1/20大阪)
『誰も知らなかった営業ノウハウ、
顧客のタイプ別3つのアプローチ法と12のクロージング』
(1/29大阪)