この日記は、過去に私が記事を担当していた日本個性學研究所が発行する会報誌、「個性學通信」の中の1コーナーである“活用の達人”の記事を『豆しば占い』
豆しば占い/石井 憲正
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に対応するため修正、加筆したものです。




ひよこ豆しばの塾長(日本個性學研究所所長石井憲正先生の経営塾)から電話があった。

『一緒に昼飯食いに行こう、9時半京都駅集合』

昨日から経営塾で京都に来ていて、どうしても南禅寺で湯豆腐食べて帰りたいらしい。

待っていたのは3名の城志向(城志向=ピーナッツしば、そら豆しば、ひよこ豆しば、チリビーンしば・・・城志向=好きな時に好きなことを好きなだけしたい、自分らしく生きてゆきたい、人生は楽しむものと思っている)の経営者たち。



昼飯食うのに9時半集合は早過ぎないか?湯豆腐屋まだ開いてないし。



だからそれまで銀閣寺に行くことにした。

まずは京都見物ということで。





例によって、すごいスピードで観光を済ませ、移動はバスとタクシーと人力車ではどれが一番安い?とか考えながら、人力車は値切れなかった(普通値切らないと思う)ので、タクシーで目的の湯豆腐を食べに南禅寺へ。






せっかくなので、庭で食べることにした。
こういった“演出”も大切、 4人とも城志向なので同じ値段ならなおさら。

天気が良くなってよかった。

どこの店でも、三千円位から。
豆腐三千円って高いけど、これが京都の商売。

しかも店に入ると、4千円(税込み4,200円)のほうをしつこくすすめて来る。

以下そのときの、ひよこ豆しばの塾長と店の人の“攻防”


ひよこ豆しば『3千円のほうでいいや』

店の人『こちらがおすすめですが』

ひよこ豆しば『どう違うの?』

店の人『豆腐が違います』

ひよこ豆しば『それ以外はいっしょ?』

店の人『ハイ』
(添えてある天ぷらやごま豆腐、田楽などはまったくいっしょである)

ひよこ豆しば『じゃあ安いほうでイイや』

店の人『でも、こっちがおすすめなんですよ』


さらりと、やんわりと、でもしつこく迫ってくる。
まるで「お客さん、ここは南禅寺なんですよ」とでも言わんばかりに。

何度も言うが、これが京都の商売。

コストパフォーマンスを優先する城志向。
そしてその中でもひよこ豆しばは、「最低限の用が足りれば、他は我慢可」



そして個性學の“組織の役割4分類”でいう所の「突撃隊長」としてのひよこ豆しばが、自ら先頭に立って戦いに挑む。

そしてそこに立ちふさがる、『京都』と言う名の幻・・・。






『じゃあ4人なんで2人前ずつ、これで手を打とう!?食べ比べたらいいや』





二人のアツイ戦いを止めるように、そら豆しばのK社長が言った。






まあなぜ“手を打つ”のかはわからないが、交渉事は同じ城志向でもバランス感覚に優れた、また粘り強さをそなえたそら豆しばに任せたほうが良さそうだ。



後でそら豆しばのK社長の能力をチェックすると、ちゃんと「交渉力」とか「決断力」って出てきました。







食事中も『ところで奥ちゃん、近々東京来るのか?』

『そのつもりです』

『わざわざ連絡してこなくて良いぞ、どうせまた会うんだから』



なんて、どこまでいっても城志向同士の会話を交わしながら、まるで“歩く標本”のように個性丸出しでお付き合いできるって素晴らしい!!なんて思いながらも「こんな面白いハナシ、ネタにしないと」っていう私もやっぱり城志向、殻の中からひそかにじっと観察している“ピーナッツしば”なのでした。

(2006年4月)








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