インドのことわざです。
昨年、韓国人気ドラマ「愛の不時着」が
日本でもNetflixで配信され、話題になりました。
冒頭の言葉は、主人公が語る言葉です。
英語では、
Sometimes the Wrong Train Takes You
to the Right Station
直訳すれば、
”ときどきは、間違った電車が、あなたを正しい
(本当の)目的地に連れて行く”
です。
なんとも面白い表現ですが、どう解釈しますか?
私なりに解釈しますと・・・
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もともと乗ろうと思っていた電車があり、
それに乗ったつもりが、違う電車だった。
今さら降りることはできずに乗り続けて
いると、ある駅に到着した。
もちろんその駅は、もともと行こうとした駅
ではなかった。
ところが来てみると、そこはもともと行こうと
したところより、はるかに素晴らしいところだった。
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ということでしょうか。
皆さんの人生でも、こういうことって、
経験したことありませんか?
私なども思い起こすと・・・
会社で自分が立ち上げたプロジェクトが軌道に乗り、
これからだと意気込んでいたことがありました。
ところが会社の都合で、突然他の部署へ異動、
相当なショックを受けました。
悔しいのとフラストレーションもあり、
仕事そっちのけで、趣味としている古代史研究に
のめりこみました。
(大きな声では言えませんが・・(汗))
ブログの立ち上げをし、やがては本をシリーズ
6巻出版し、さらに昨年は、アマゾンプライム
リーディングの1000冊にも選ばれるという栄誉を
受けることができました。
また国会図書館にも収蔵していただきました。
仕事で何かを成し遂げることは、もちろん
素晴らしいことです。
しかしながら、所詮、会社人生が終われば、
それで終わりです。
どんな偉業であれ、世の中的には、
やがて忘れられてしまいます。
それが出版本として、思想的にも将来に
わたり形に残せたことは、意義があること
だと思ってます
(あくまで個人の主観です・・・)
もしそのまま仕事がうまくいっていれば
仕事にのめりこみ、このようなことは、
とてもではないが達成しえかったです。
以上は私の経験ですが、皆さんも、似たような
経験があるのではないでしょうか?
たとえば・・・・
希望の学校、学科に入れず落胆、
しかたなく行く気のなかった学校、学科に
入学した。
すると思いがけず素晴らしい先生や友人にも
めぐり逢い、学んだことが社会になってから
大いに役立った。
一方、希望の学校、学科に行った仲間は、
それが不況産業になり、さえなくなった・・・
などです。
世の中の発明なども、実験に失敗したが、
それかもとで、思いもしなかった発明に
つながった、という話はよく聞きます。
日常の話であれば、
ある料理を作ろうと思って作っていたが、
途中でレシピが違っていることがわかった。
そのまま作ってみると、思いがけず
美味しい料理ができあがった・・・。
などです。
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このことわざが本当にインドのものなのかは
確認できませんが、なんか、楽天的というか、
能天気な感じが、インドらしい気もします。
思うに、日本人は生真面目すぎるところが
あり、一度決めた目標は、何が何でも
達成しないとダメだ、
と思い込みがちのように感じます。
目標を変えることは「恥」のように
とらえる空気があるようです。
もちろん目標達成できれば、
それに越したことはありません。
しかしながら、当初の目標にしたって、
今まで生きてきた狭い人生の中で考えた
ものに過ぎません。
一歩外に出れば、今まで知らなった世界が
無限に広がっています。
たとえ何かにチャレンジして、失敗したとしても
投げやりになることはありません。
かえってそれが、あなたの人生にとって、
素晴らしいことになるかもしれません。
ただしこのことわざで見落としてならないのは、
「はじめに、目的をもって行動してた」
ということです。
行動したからこそ、本当の目的地に着いたわけです。
ということで、やはり、
失敗をおそれずに、チャレンジすることが
すべてのスタートですね。
たとえ失敗しても、それにより本当の目的地に
着くかもしれません・・・。
今日の話が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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