あなたに質問です。

 

”チャカポン”とは、

歴史上有名人のあだ名ですが、

はたして誰の事でしょうか? 

 

”チャカポン”という響きは、

どことなく可愛らしい、

ちょっと軽い感じですよね。ニコニコ

 

NHK大河ドラマ「青天を衝け」を

御覧の方はおわかりでしょう。

 

あの江戸時代末期の大老

「井伊直弼」のあだ名だった

というのです。

 

 

井伊直弼というと、安政の大獄で有名です。

 

安政の大獄とは、江戸幕府の方針に

反対した者たちを、次々と処罰した

弾圧政策のことです。

 

吉田松陰は死刑、のちに15代将軍となる

徳川慶喜を蟄居謹慎処分とされるなど、

多くの藩士が処罰されました。

 

その恨みを買って、井伊直弼は、1860年に

暗殺されてしまいます。

 

かの有名な「桜田門外の変」です。

 

 

かようなまでに過激な施策をとった井伊直弼

ですから、さぞかし強面で威厳に満ちた武士だった

と想像してしまいます。

 

ところがです。

 

井伊直弼の若かりしころのあだ名が、

「チャカポン」

だったのです。びっくり

 

彼は、彦根藩主だったのですが、

14男であり、もともとはとても藩主になる

予定はなく、17歳から32歳まで、

「埋木舎(うもれぎのや)」と呼ばれた邸宅の

部屋住みとして、過ごしました。

 

えらいのはそこで腐ることなく、

茶道をはじめ、和歌や鼓、禅、兵学、居合術を

学び、熱中したことです。

 

そのときについたあだ名が、

 

「チャカポン」

 

です。

 

茶(ちゃ)、歌(か)、そして「ぽん」は

能の太鼓の音のことだそうです。

 

 

このまま一生を終えるはずでしたが、

突然、一大転機が訪れます。

 

彦根藩主になるはずの兄直元が突然死去し、

他の兄たちが養子などにいっていたため、

藩主になったのです。おねがい

 

まさに「棚から牡丹餅」ですね。

 

その後、江戸に出仕します。

 

大河ドラマでは、勝手がわからず

オロオロする気の弱い大老、

という設定になってます。

 

皆から陰口をたたかれ、

「チャカポン」

と笑われたという場面がありました。

 

 

チャカポンが本当に、当時そういう意味の

あだ名だったのかは、よくわかりません。

 

茶道、歌や能に優れている、という

意味だったのかもしれません。

 

「歴史は勝者によってつくられる」

という法則があります。

 

つまり、歴史は勝った者たちが、自分に

都合のよいように書き換える、

ということです。

 

ようは、真実は簡単にはわからない、

ということです。グラサン

 

 

また人間は、一面だけでは評価できない、

ともいえます。

 

井伊直弼だって、地元では名君だったとも

いわれてます。

 

安政の大獄も、どのような考えでやったのか、

いろいろいわれてますが、本心は、

本人に聞いてみなくては、わかりません。

 

いや、本人に聞いてみても、

「よくわからない」

ということかもしれません。

 

人の心は、かように複雑で、かつまた

奥深いということでしょう。口笛

 

 

さて歴史の話は以上ですが、

 

コーチングにおいても同じです。

 

クライアントの本心、たとえば

「将来どのようになりたいのか」

「今、何に困っているのか」

 

について、直接的に聞いても、

なかなか本音は引き出せません。

 

くりかえしさまざまな角度から

アプローチして、ようやく本音が

みえてきます。

 

本音がみえてきて、はじめて

課題解決の糸口が見えてきます。ニコニコ

 

日常の人間関係でも同じだと思います。

 

勝手に人にレッテルを貼っては

本質を見失ってしまいますよね。

 

あなたも、日々の生活のなかで

心掛けてみてはいかがでしょうか?

 

きっと今まで気づかなかったいろいろな

面が見えてくると思います。

 

今回の話が、少しでもお役に立てれば、

うれしいです。😄