先日、友人から興味深い話しを聞きました。

 

大学生と高校生のお子さんがいるのですが、

奥さんから、よく

「何で最近子供たちは、私を避けようと

するのだろう?」

と相談されていたそうです。

 

かわいかった子供たちも、思春期になれば、

なかなか親の思い通りにはならないのは、

どこの家庭も同じでしょう。

 

奥さんは元気な人で、話し好きです。

 

そこで、そのようなときはいつも

「あれこれ言い過ぎるからじゃない?」

と答えていたのですが、

 

すると、

 

「こんなに一生懸命やっているのに、

どういう意味? 」

 

と逆に問い詰められ、あげくのはてには、

 

「あなたが子供に甘いから、

こういうことになるのよ!」

 

と言われ、いつも喧嘩になっていたそうです。

 

ところがです。

先日も同じように相談されたので、

 

「なんでだと思う?」

 

と逆に返したところ、

しばらく考え込み、

 

「やっぱり、ふだんガミガミ言いすぎる

からかなぁ?」

 

と神妙な表情でつぶやいたそうです。

 

さらに、

「子供も、いろいろ悩む年代だよね」

と言って、納得したそうです。

 

これで友人は、危うく難?を逃れたわけです。

 

この話しを聞いた時、

「これってまさに、コーチングだ!」

と思いました。

 

相手の相談に対して、

即座に回答を言うのではなく、

逆に相手に質問して、

相手が自ら考え答えを導き出す、

 

という手法です。

 

相手は自分で出した答えですから、

納得感があり、次の行動に結びつきやすい

わけです。

 

友人がそれからどうしているのか、

聞いていませんが、おそらく

少なくとも前よりは、関係改善している

ことでしょう。

 

今度会ったら、聞いてみます。

 

似たようなシチュエーションは多いと

思います。

 

是非このようなやり方を、

試みてはいかがでしょうか。

 

きっと今までとは違う展開がありますよ!