食と農のプロデューサー養成講座考察 | NPO法人農家のこせがれネットワーク

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農業をおもしろくする世代。

はっ!気づいたら久しぶりの更新になってしまった
木曜日のみやじです・・・

皆様、すみませんでした m(__)m


今日は地元神奈川県での活動について。


横浜は関内で、
食と農のプロデューサー養成講座を開催しております。

横浜で大注目な講座となったようです。

定員を大幅に超える申込みを頂きました。

みやじ豚の経営や
農家のこせがれネットワークの活動で
培ってきた知見を総動員して取り組んでおります。

神奈川県内の方(東京からの受講生もいらっしゃいます)


食や農業に関するネットワーク構築と
学びの場になれば嬉しいな
と。


以前、ある方からお聞きしました。

横浜の食農系コミュニティは硬直化が問題だと。

いわゆるあれです。
集まりに参加する人はいつも同じ顔ぶれというやつですね。

それを聞いていましたので、講師陣は横浜に限らず
広く県内から募って来て頂きました

近くの人でつながりを強固にしていこうと思っても、
それは衰退していきます。

遠くや異分野にネットワークを求めるからこそ、
コミュニティは持続的に発展していくのです。


実際、受講生は横浜だけでなく様々な地域から来られています。

そんなわけで、この場が横浜の食や農業コミュニティに吹き込む
新たな風となれば僕としても嬉しい限りなのです


さすがに面白い講義が目白押しなのです。

講師の方2名にお話をして頂き、
その後に僕とセッションをして頂くというスタイルが前半の流れです。

その中で、横浜ビールの太田社長からおもしろい話を聞きました。


震災後、横浜の飲食店は軒並み減収だったそうですが、

4店舗だけ過去最高の売上を記録したお店があったそうです。

共通項を探すとおもしろいことがわかりました。


それは、
どのお店も地元の食材を使用する店舗
だったそうです


横浜ビールが営業する
驛(うまや)の食卓そのうちの1店舗。


はい、みやじ豚も使って頂いてます。


とにかく、徹底的に地元食材を使用する

驛(うまや)の食卓ですが、

「意地です」


と太田社長いっていました。

また、太田社長と共に第2回の講師である
ファンサイトの川村社長も、


「震災以降、
明らかに消費者のお金の使い方が変わった」
と話していました。


全く同感です。


食や農の分野で仕事をしていこうと思ったら、

自分の提供する商品やサービスに対する思いの丈を
どれだけ伝えられるかが大きなポイント
になるなと感じています。

安心安全、品質に対するうんちくがあるのは当たり前。

その上で、どんな思いで仕事をしているのか、

どのような背景で開発されたのかなど、


どのようなシーンで活用して欲しいかなど、


お客さんに伝える必要があります。



ですが、
僕はここにも

大きな思い違い

があるような気がしてならないのです

低価格、高品質、安心安全などなど、
お客さんの要求はどんどん厳しくなっているかに感じます。

ただ、
事の本質は、もっとシンプルです


太田社長の話に挙がった4店舗も理解していたのだと思います。



「コミュニケーションが不足しているからそのように感じる」
のです。


しっかりとお客さんとコミュニケーションが図れていれば、
本当に求めていることが見えるはずです。


それは案外、「ただのコミュニケーション」だったりするのです。