特定非営利活動法人農家のこせがれネットワーク設立発起人 募集中! | NPO法人農家のこせがれネットワーク

NPO法人農家のこせがれネットワーク

農業をおもしろくする世代。

平成20年12月吉日
農家のこせがれネットワーク
発起人呼びかけ人一同

一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に!
特定非営利活動法人農家のこせがれネットワーク
設立発起人会の立ち上げについて
(ご協力のお願い)

拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業化を目指し、農家のこせがれネットワークの設立という夢の実現に向けて、趣旨に賛同する方たちによる発起人会を立ち上げることといたしました。

設立趣旨書

日本の農業は危機的状況を迎えています。

統計によれば1995年から2005年にかけて農家の数が70万件減っています。農家の平均年齢は65歳とも70歳ともいわれている現在においては、農家は加速度的に減少します。

日本の食料自給率は40%を切り、自国では国民の食をまかなうことは現状の食生活ではほぼ不可能となってしまいました。一方で世界をみわたせば、人口増大、都市開発や砂漠化による農地の減少、地球温暖化により収量の減少と異常気象による干ばつで米輸出大国も輸出をストップする現状。これまでのように、お金で世界から食料が買い集められる時代は終焉を迎えつつあります。

農業を軽視し資本主義の論理で経済成長を推進してきた日本は、自国の農業について真剣に考えるときが訪れたといえます。

相場と規格に左右され、いいものを生産している農家ほど馬鹿をみる仕組み、そして大手流通に買い叩かれ、農業収入では暮らしていくことが困難な状況に追い込まれた農家を多数抱えている日本の農業改革は待ったなしです。

このままでは早晩日本の農業は、担い手不足、耕作放棄地の拡大で立ちゆかなくなります。このような現状の中、日本の農業を最短最速で改革するためには何が必要か、そればかりを考え続け、私たちは遂に答えを見つけました。

それは、農家のこせがれが実家に戻って農業を継ぐことです。

実家を飛び出し社会人になり、ビジネスの経験を積んだこせがれは農業の世界に新風を巻き起こすことが可能です。また、実家に戻れば当初収入がなくても家賃も食費も無料で生活は可能です。地域の人はみんな顔見知りで、技術指導は親父がしてくれる環境にある農家のせがれは、これ以上ない担い手です。

世界の食糧問題・環境問題における関心が高まり、できることなら実家に戻って農業をしたいと考える農家のせがれは増えています。そうした若者に対して、これまで培ってきたノウハウやネットワークを全て提供して顧客をつくっていただき、これだけお客さんができれば実家に戻って農業を始めることができそうだという自信と確信を持って会社を辞めて実家に帰って農業を初めてもらおうという考えです。

また、すでに就農している全国各地の若手新進気鋭農家は、地域に語り合える仲間が少なく同志を求めています。そうした農業者にも参画してもらうことで、ネットワークを充実させていきたいと考えています。

意識の高い仲間が集まることで崩壊寸前の農業を立て直し、日本国民に本当の意味での顔の見える信頼できて美味しい農産物を提供することができるのです。

日本の素晴らしい食材が海外に輸出され、ファーストフードが主食になりつつある日本において、もう一度世界に誇れる豊かな食文化を取り戻したいのです。

そのためには農家だけが頑張っても何も変わりません。消費者・生活者たる市民が立ち上がってこそ改革が実現できるのであって、広く協力者を募ってこの活動を日本全国に拡げるために農家のこせがれネットワークを設立することを決意いたしました。

農家が胸を張って自分の息子に対して、「農業は素晴らしい仕事だぞ、お前も将来やってみないか?」と言える産業に、日本の一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするために、すべての会員、支援者、そして
農業への貢献を決意し、設立趣旨書とします。

農家のこせがれネットワーク
発起人代表 宮治勇輔

この農家のこせがれネットワーク設立の目的は次の3点です。
1) 生産から消費者の口に届けるまでを農家が一貫してプロデュースできるようになる
2) 10年後に小学生の希望職種ランキング1位
3) 各地域の農業プロデューサーが地域を農業で元気にする
敬具


1 発起人会名称 :農家のこせがれネットワーク発起人会

2 構成:発起人5名 (12/5現在)

3 発起人会の役割:
(1)発起人会は趣旨に賛同する個人の方の集まりであり、「一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に」という目標に賛同するパートナーであると考えています。

(2)発起人に手を挙げていただいた方のご氏名(ご所属)は、協会の発起人として名簿に掲載し公開させていただきます。

(3)発起人の皆様には、設立前に事業計画へのご意見を頂いたり、協会設立の広報面でご支援をお願いすることがありますので、その際は可能な範囲でご協力をお願いします。

4 設立総会:
平成21年3月7日予定(場所、時間は未定
以上

発起人呼びかけ人(平成20年12月1日現在)(順不同)
宮治 勇輔 (株式会社みやじ豚 代表取締役)
脇坂 真吏 (株式会社NOPPO 代表取締役)
高橋 修一郎 (株式会社リバネス 専務取締役)
秋葉 秀央 (特定非営利活動法人TINA 理事長)
尾野 寛明 (過疎と戦うインターネット古書店 紙屋古書店 店主)

設立発起人としてご賛同いただける方はこちらからお願いします。

皆さまのご参加が
一次産業=かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業化
への第一歩となります。よろしくお願いします!