2018年4月27日(金)鈴木春信展 | koscheiのブログ

koscheiのブログ

きまぐれに
書きなぐります。

ハルカス美術館で鈴木春信展を見ました。

春信風の浮世絵を描いたのが鈴木治重、別名司馬江漢

エゴマ油を使って油絵を描いた人です。

 

付記します

作者没後50年を経た作品は、著作権の保護期間が消滅し、誰もが使えるパブリックドメインになります。

そんなわけで、ウェブ上の画像を借用して示します。

 

鈴木春信の浮世絵です。

畳や廊下の奥行きを示す線に注目。

奥、つまり遠くへ行くに従って広がるように描かれています。

これを逆遠近法と言います。

そして

司馬江漢、別名鈴木治重の作品。

屋根や欄干の遠ざかる平行線が延長上で一つの点に集まるように描かれています。

一点透視図法です。

 

鈴木春信は、とても人気があったので没後も彼の名前で彼の絵によく似た作品を描く人がいました。

鈴木治重こと司馬江漢も、鈴木春信名で浮世絵を描いたことがあると告白しています。

 

閑話休題

上の一点透視図法による遠近表現です。

 

享保の改革で、キリスト教に関係ない知識に関して、その移入制限が緩和されます。

こうした書物を通じて遠近法も移入されます。

その遠近法や油絵が描かれたのが田沼時代でした。

 

というわけで、春信、治重の絵を見比べると遠近法移入の様子がうかがえるのではないかと思いました。