嵐のライブツアー「We are ARASHI」において、
一次・二次(注釈付き含む)が終了したあとに発表された特別三次受付。
その内容を見て、多くの人がこう感じたのではないだろうか。
「なぜ、ここまで北海道がこんなに残っているのか?」
「なぜ、2次で北海道希望している人が落選したのか?」
モヤモヤしている人も多いだろう。
これは単なる人気・不人気の問題ではない。
むしろ、運営がかなり論理的に動いた結果だと考えられる。
今回は、その理由を「感情」ではなく、
数字と構造から整理してみたい。
① 北海道公演のキャパは、そもそも大きい
まず前提として、北海道(札幌)公演は以下の規模だ。
※最大数と考えて
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3公演
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1公演 約55,000席
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合計 約165,000席
1口あたりの平均枚数を約1.6枚とすると、
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必要口数は 約10万口超
これは、東京や大阪と比べても
決して小さくない規模である。
むしろ大きい。
② 二次抽選は「確実に埋める仕組み」ではなかった
二次抽選(注釈付き含む)の特徴を整理すると、
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すべての公演応募が可能
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いつでもどこでも希望が使える
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2枚口が多い
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他会場(東京・大阪・名古屋・福岡)と競合する
つまり二次で北海道に流れ込むのは、
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北海道希望の人
-
いつどこ勢の大部分
という混合母集団になる。
ここで問題になるのが、
「本当に北海道に来る人」と
「当たれば行くかも、という人」が混ざる点だ。
③ 北海道は“未入金・辞退リスク”が相対的に高い
北海道はどうしても、
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飛行機代
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宿泊費
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日程調整
といった追加コストが発生しやすい。
そのため二次抽選で北海道を埋め切ろうとすると、
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当選後の未入金
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他会場当選による辞退
が一定数発生する。
仮に未入金・辞退率が3%だとしても、
-
数万口規模では
千席単位のズレが生じる可能性がある。
これは、
「最後のツアー」「顔認証導入」という状況では
かなり大きなリスクと考えられる。
④ 三次抽選は「埋め切るための仕組み」
今回の三次受付の条件を見てみる。
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旧会員限定
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ここまで一切当選していない人のみ
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1人1枚
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北海道は「当選の見通しあり」と明言
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顔写真登録必須
これはたまたま余ったからやるのではない。
三次の応募者は、
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「どうしても行きたい」
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「北海道でも行くと決めている」
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「すでに予定と覚悟が固まっている」
人たちだけが残る構造になっている。
つまり、
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1枚単位で調整できる
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未入金率が極めて低い
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流動性がほぼない
**非常に“読みやすい母集団”**なのだ。
⑤ 数字で見ると、三次の方が圧倒的に安全
極端に単純化すると、こうなる。
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二次だけで北海道を埋めようと考えると
→ 数千席単位の誤差リスク -
三次までで北海道を埋めることにする
→ 誤差は数十席レベル
運営がどちらを選ぶかは明白だ。
少しわかりづらいかもしれないので、
もうちょっとかみ砕いて書いてみる。
⑥ 二次で落選した人は「切られた」のではない
ここが一番誤解されやすいポイント。
二次で北海道を選んで落選した人は、
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評価が低かった
-
運が悪かった
のではない。
むしろ、運営側からは
三次で確実に来てもらうための、
超VIPとして残された層
と考える方が、今回の流れと完全に一致する。
その証拠に、2次募集は最初から明言されていたが、
この3次募集に関してはまったく明言されていなかった。
これは2次で(とくにいつどこ勢が)
不確定要素が多い人たちにまずは決めてもらうという考えだと考察する。
そうでなければ、本当に2次もガラガラポンの
完全抽選だったということになってしまう。
⑦ 北海道勢が残った理由の結論
北海道勢が三次まで残っていた理由は、
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人気がなかったからではない
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需要が足りなかったからでもない
「最後まで確実に埋め切るために、
あえて三次に回した」
これが最も合理的な説明だ。
おわりに
今回の三次受付は、
単なる追加抽選ではない。
これは、
「本当に行きたい人を、
最後にきちんと会場へ届けるための最終調整」
だったのだと思う。
北海道希望者が残っていたのは偶然ではない。
計算された結果だ。
そして、そこに立っている人たちは、
運に選ばれたのではなく、
最後まで信じて動いた結果、そこにいる。
そう考えると、
この三次受付は、とても嵐らしい着地だったのではないだろうか。
みんなが最後、嵐と会えることを望んでいる。
運営は、メンバーは
本気で旧会員を全員入れるという思いなのだろう。
余談
おそらく、札幌公演はある程度の複数公演参加者が出るだろう。
これはあらゆるリスクを負って参加したファンへのご褒美だ。