木原俊壱・京都木原病院 理事長・院長に聞く◆Vol.2 医療従事者向け総合医療情報サイト。
【京都・第二弾の巻】
【京都】新病院建設の真の⽬的は後継者育成です。
-⽊原俊壱・京都⽊原病院 理事⻑・院⻑に聞く-
◆Vol.2 新病院はフルサイズの
⼿術室3室と4Kモニターを設置
しています。
m3.com地域版
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URL:https://www.kyoto-shinwa.com
以下、現在はアメリカ合衆国🇺🇸のニューヨーク州🗽に住んでいらっしゃるパナシェ熊五郎様のアメーバ・ブログの貴重な投稿内容でございます。
ご覧頂ければ幸いです。
今回の投稿についてもシェア(コピー)させて頂きました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
有難うございます。(修)
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〜以下、パナシェ熊五郎様からの引用です。〜
m3サイトは会員制で会員の方々しか見れませんが、
m3の許可を得て、特別に京都木原病院のホームページ、
木原院長のホームページ(K-method)、
木原院長のインスタで見ることが出来ます。
このブログでは木原院長の了承を得て、
この記事を公開しております。
【京都】新病院建設の真の⽬的は後継者育成です。
-⽊原俊壱・京都⽊原病院理事⻑・院⻑に聞く-
◆Vol.2 新病院はフルサイズの
⼿術室3室と4Kモニターを設置
しています。
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京都⽊原病院(京都市)は、2024年3⽉15⽇、前⾝の京都脊椎脊髄外科・眼科病院の⽼朽化に伴い、新病院へ新築移転されました。
同院 理事⻑・院⻑の⽊原俊壱氏は、旧病院の開業当初から新病院への構想を持ち、新たな⼿術室には、その構想の⼀つである⽊原⽒の考えたアイデアや思いが詰まっています。
⽊原⽒に新病院の⼿術室の特徴や今後の展望などについて聞きました。
(2024年4⽉15⽇インタビュー、計2回連載の2回⽬でございます。)
【 写真 】
医療法人社団 親和会 京都⽊原病院
理事⻑・院⻑
木原俊壱先生
――新病院の⼿術室の特徴は何ですか。
将来、膝や股関節の⼈⼯関節⼿術や内視鏡⼿術、ロボットによる脊椎脊髄⼿術もできるようにフルサイズの⼿術室を3 室設置しました。
⼿術治療項⽬を⾸、背中、腰に加えて、患者様からのニーズが多かった膝、股関節、⾜⾸、肩、肘などにも対応する予定です。
現在は、4Kモニターを⾒ながらの⼿術を始めています。モニターを⾒ながらの⼿術の利点は、⼿術の安全性と術者の疲労軽減ができることです。また、モニター越しに⼿術を指導できるので、若⼿医師の教育には最適です。さらにコメディカルの教育でも、モニター越しに術者のペースを落とさないように器械出しの⽅法を学べます。
【注釈】
コメディカルとは、医師・歯科医師以外の医療従事者で、医師と協同で医療業務を担う人達のことを指しています。 和製英語で「Co-」は「ともに」という意味の接頭辞で、「medical」は「医療の」という意味を持っており、医師とともに医療に関わる人たちを指します。
【 写真 】
⼿術室
――新病院を建設した真の⽬的は、⽊原先⽣の後継者を育てることだそうですね。
私は、⾃分が開発したK-method(低侵襲頚椎椎⼸形成術)による脊椎脊髄⼿術で多くの患者様を救い、メディアにも取り上げられました。
メディアでは、私以外にも「スーパードクター」とか「神の⼿」などの呼び名で⼿術⾃慢の先⽣⽅が取り上げられ、「その⼈にしかできない」というふうにクローズアップされているように感じます。
医療とは、スーパードクターを輩出するものではなく、⼀番⼤事なことは、1⼈でも多くの患者や家族に対して、どのようにして笑顔や喜び、幸せを届けるかということだと思います。
そのためには、後継者を育てることにより、いつまでも安⼼して医療が受けられる体制を整えることが⼤事だと思っています。
当院としては、私が⾏う脊椎脊髄⼿術の担い⼿を育てることが急務です。
なぜなら、安全で正確な治療を求めて来院される患者様の数と⽐較して、後継者の数が圧倒的に⾜りないからです。
脊椎脊髄⼿術の経験がなくても構いませんし、診療科も問いません。
私は本当に患者様のためになる外科医を育てたいと思っています。
脊椎脊髄疾患分野を極めたいという若い医師がいれば、私は喜んで⼀から教える覚悟です。
――旧病院の環境では、後継者育成は難しかったのですか。
旧病院は、脊椎脊髄⼿術の後継者を育成できるほど⼿術スペースが広くなく、1回の⼿術で多⼈数での育成ができませんでした。
また、育成プログラムの拡充や実務経験の提供において、⼗分な環境を提供できていないことが明らかでした。
新病院では、フルサイズの⼿術室3室と4Kモニターを設置できていることから、多⼈数での後継者の育成に充分な設備と環境が整っていると思います。
また、シーメンスの最新式MRIおよびCTを完備し、安全で⾝体の負担の少ない世界⽔準の検査も可能です。
医療技術も⽇に⽇に進歩を遂げているので、より効果的に学び、成⻑することができる育成プログラムを今後考えていく予定です。
【 注釈 】
シーメンスは、ドイツに本社を置き160年以上の歴史を持つ総合テクノロジー企業です。MRI、血管撮影装置、分子イメージング、マンモグラフィなどの画像診断(生体内診断)に加え、幅広い検体検査(体外診断)のソリューションを持っています。
さらには放射線治療システムなど治療のためのソリューションも有しています。
ソリューション:解決や解答を意味する。
――働き⽅改⾰が進む中での若⼿医師の教育について、どのようにお考えですか。
現在の働き⽅改⾰で、医師がちゃんと育つのかというと、どうなのかなとも思います。
医療の臨床現場では、定時で終わることもあれば、緊急対応が必要で、定時を過ぎてもやらざるを得ないこともあります。必要以上に現場に拘束される環境は改善しなくてはなりませんが、定時で終わる働き⽅改⾰が医療の現場にそぐわない⾯があることも事実です。
私が研修医の頃は診療以外でも、カンファレンスでの症例検討会に備えるための資料作成や、⼿術計画の⾒直し、シミュレーションなど睡眠時間を削ってまでしなければなりませんでした。
また、学会発表や英語の論⽂執筆も⽇常的に⾏っていました。
【 注釈 】
カンファレンスは「会議」「協議会」という意味をもつ言葉です。 ビジネスのカンファレンスにおいては、参加者が100人を超えるような規模の大きい会議のことを指します。
しかし、現在の働き⽅改⾰では、時間外労働の短縮が問われています。時間外労働だけでなく、労働時間外とみなされてしまう⾃⼰研鑽に費やす時間も含め、多くの負担が医師にかかっています。
医師は、⾃分の時間や⼈⽣を費やして経験することで得られるものもあると思います。
たとえ医科⼤学での勉強や、本を読んで知識を得たりしても、それを実際の現場で活かすには、やはり臨床経験や本⼈の⼯夫、臨機応変さ、決断⼒などのさまざまな要素が必要だと感じます。
働きやすい環境とは何か、⼀⽅的な改⾰ではなく、医師とともに本当の意味での働き⽅改⾰を実現していくことが⼤事だと思います。
われわれの時代が理想的だったとは⾔いません。体調を崩すことや精神的なダメージがあった医師などに対しては指導員がいつでも相談できる体制が必要かと思います。
――最後に京都府の医師にメッセージをお願いします。
当院は常に混み合っており、⼿術待ちの患者が多いという印象があるようで、京都府内からの紹介が少ないように感じます。
しかし、現在、副院⻑や医師が増員され、毎⽇⼿術を⾏っており、いつでも受け⼊れ可能です。
⼊院患者様には無料で提供できる個室を出来る限り⽤意しています。
⼿術の必要性については、当院で判断して、不要な場合は患者様に説明します。
⾸や腰の痛みやしびれが気になる患者様には、是非とも当院での相談をお勧めください。
◆⽊原 俊壱(きはら・しゅんいち)⽒ 1988年佐賀医科⼤学(現︓佐賀⼤学医学部)卒業後、 佐賀医科⼤学脳神経外科研修医⼊局。 その後、佐賀県⽴病院好⽣館脳神経外科研修医⼊局。
1989年同⼤学研修医(脳神経外科、消化器外科、 ⿇酔科、胸部⼼臓外科)。1990年有⽥共⽴病院脳神経外科⼊職、 1991年聖マリア病院脳神経外科⼊職。
1992年佐賀医科⼤学(現︓佐賀⼤学医学部)医員⼊局後、 同⼤学⽂部教官助⼿。 1994年⽶国カリフォルニア州ロマリンダ⼤学留学。 1999年⼤津市⺠病院脳神経外科医⻑⼊職。
2005 年同病院診療局⼿術部診療部⻑(兼脳神経外科医⻑)就任。
2013年医療法⼈社団親和会京都脊椎脊髄外科・眼科病院 (現︓京都⽊原病院)理事⻑・院⻑就任。 【取材・⽂=⽥中 嘉尚(写真は病院提供)】
【 パナシェ熊五郎様からひと言 】 小生は医療関係者、医療従事者ではありません。
京都木原病院の院長とは親しいため、 告知のお手伝いをしているだけです。
以下、2024年3月15日に開催されました 『京都木原病院🏥』の新築・移転 開院に伴う 内覧会の様子です。 『こんな病院は、見たことがない。!!』と誰もが 感銘を受けられることだと思います。
【 写真 】夜の京都市内(祇園街かも🦆知れない?) 左側︰木原俊壱先生 中央:パナシェ熊五郎様 右側:株式会社 西鶴(さいかく) 代表取締役社長 山本一郎様
※ 写真の中央部分をクリックされますと、右側 にいらっしゃる山本様が現れます。
頸椎、腰椎、胸椎の悩み、首の痛み、手足の痺れ等、症状のある方は 直接、京都木原病院へお問い合わせください。
小生の知り合いは、 病院に直接ご紹介することもできますので、 Facebook、インスタグラムでご連絡ください。
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医療法人社団 京都⽊原病院
理事⻑・院⻑
木原俊壱先生