本日もお越し下さりありがとうございます!
どなたかのお役に立てたら嬉しいです☆
リプロ東京へ転院し1回目の採卵は期待を下回る結果となりました。予定通りのリセットも来てくれてリミット迫る我が愛しの卵ちゃんを逃すわけには参りません。迷わず2回目へ挑みます。緊急事態宣言以降、ゴールデンウィークはどこへやら辺りのお話です。
前回D3で受診したら1週間待ちを言い渡されたため、遅めのD6で予約。
D6
内診 M先生
ものの数秒で終わった記憶。M先生も内診されるんだとびっくりした。
右 4個 左 5個 (どれも10㎜ 以下)
FSH 9.8
LH 2.0
E2<2
P0.83
診察1回目 P先生
D6正解っす、ホルモン値OKっす、採卵いっちゃいましょうとなり第一関門クリア!
「あぁ、あの、前回はすみませんでした。急に勤務日調整となってしまったんすよ。休まねばならなくなって。。」
何のことだろ??謝られることなんてないよ?
「あ、凍結結果の日のことですね?そうそう先生いなかったですよね、ドギマギしましたよ。おかげで院長先生と初めてお話しできました。でも途中聞き取れなかったことがあったので後で教えてください。」
「了解です。いやすいませんっした。。」
10日も前のことを覚えていてくださったのね。先生は1:Nだけど、患者は1:1だからこうゆう心配りは身にしみます。ありがたや。指名できないしいっそのこと担当医になっていただけませんかね?言えないけど。
「覚えていてくださったんですね、ありがとうございます!!それより何より結果、ショックでした、胚盤胞0個。もう頭真っ白でした。院長には今後は初期胚を貯めていきましょうと言われたので、前院にある凍結卵の話をすると、ならばと移送の話を培養士さんから説明してもらいましょうねと。あれよあれよと終わりました。その移送ってどうなんですか?」
「移送っすかぁ。移送後、培養環境が変わることによるリスクはゼロではないですが、移送されても問題なく移植している方もいらっしゃいますし。でも今は考えなくてもいいっす。」
凍結胚を移送し融解した後、転院先の培養液と前院の培養液が違うなど環境要因による胚へのダメージはゼロではない。凍結胚は凍結しているクリニックで融解し移植するほうが無難。培養士さんが言ってたっけ。思い出してきた。移送するのは悪い話ではないんだろうが、東京ハートの方々はK先生に移植してもらいたい。ひとまず保留。
「胚盤胞は…うーん。残念でした。でもみる限り3日目まで順調っぽいですけどね。3日目以降が怪しいというか止まってきてます。でもこの初期胚はぜんぜん悪くないっす。分割も見た目も良いっすよ〜。」
リプロには凍結初期胚を戻して妊娠される方もたくさんいらしゃる。胚盤胞にこだわることはないというニュアンスだろうな。でも胚盤胞を目指したいことはしっかり伝えねば。
「先生、私が転院した1番の目的は胚盤胞のグレードを上げることだったんですよ。前もお話しましたが、今ある良好胚盤胞は前院の4ABが1個だけ。なので今回はすべて胚盤胞凍結を目指したいです!」
「そうでしたね。了解です。初期胚も2個ありますし今回はすべて胚盤胞狙いでいきましょう!」
やりたいことがあったら言いやすい空気を作ってくれる、やっぱりP先生いいな。
「にしても3日目以降の問題。院長先生から、イムなんとかとピクなんとかをやって、培養液も変更しましょうとも言われました。これ関係あるんですか?。」
ささっとテキストを出し簡易レクチャーがはじまる。
「イムジーとピクシーのことですね。まず、イムジー(IMSI)。精子は、見た目が普通でもよく見ると頭が空っぽなもの(空胞)があるんすよ。それを通常より顕微鏡の1000倍で拡大できる顕微鏡を使って除き、空胞でない精子を選ぶ方法がイムジーです。」
「ピクシーも同じく良い精子を選ぶ方法なのですが、ピクシー(PICSI)は、成熟した精子を選ぶ方法です。成熟した精子は卵子のヒアルロン酸に近づいていく性質を利用して、ヒアルロン酸と結合した精子を選ぶんです。受精卵の3日迄は卵子、3日目以降は精子の影響を受けると言われているので、良い精子を選べば、胚盤胞まで成長する確率が上がるんです。どちらも顕微授精する前提で行う処置ですけどね。オプションです。」
なるぼどぉ〜!!
精子の質の影響を受ける“受精卵3日目以降の成長問題“。空胞もない成熟した有望な精子で顕微受精せねばいかんということね。採卵当日の精子所見が良くてもダメってことね。
理解ーー!
え?でもさ、そしたら、最初からイムジー&ピクシーやってもらいたかった。。初回は何もやらないんだ?この大事なことを聞き忘れた。。。
「なるほど、なるほど、理解しました!!イムジーピクシーやってください!!あと、培養液も、変えてみたら結果が変わってくるかもということですよね。」
「そうです。培養液は怪しいものではないので心配ないです。笑。」
「え?怪しいんでませんよ。。」
ハハハ。笑。
「あと、未熟卵があったから次回はもう少し成熟させてから採卵しましょうねって院長おっしゃってました。それはつまり?」
「前回より卵をもう少し大きくなるまで育てていきましょう。だいたい30㎜弱くらいかな。それから最後に成熟させる時間を少し伸ばします。トリガーのタイミングを変えていきましょう。」
「そんなに大きく?過去にないやり方ですよ。トリガーのタイミング、あまりよくわかってないけど、前より時間かけて成長させるってことですね。あ、注射は?フェリングですか?」
「30㎜とか普通っすよ。大丈夫です。はい。しっかり成熟させていきましょう。注射はフェリングで」
やっぱりフェリングですよねってチクっとね。今回はフェリングがいい仕事してくれますように。。。祈るのみ。
2回目の採卵方針
全て胚盤胞を目指す
イムジーとピクシーを採用
培養液をSequentialに変更
ショート法で刺激、薬剤はHMGH富士150→フェリング150
卵胞30㎜くらいまで育てトリガーからの時間を長めに設定
診察の最後に、前回の子宮収縮検査の結果を伝えられました。引っかかりました。でも移植の時にお薬のめばOKらしいので、一旦忘れることにします。
ということで、2回目採卵の方針が決まり無事スタートを切ることができました!
初回の採卵で、胚盤胞ができなかったので次回このような対策を取っていただけたのはラッキーでした。もし一つでも胚盤胞になったらこの対策はなかったかもですし。失敗も大事です。
前回、院長先生からの超高速な採卵方針のご提案にはじまり、今回、P(おー) 先生から詳しいご説明のおかげで不安も拭え安心して進めることができました。変更点が多いから期待♪
にしても院長先生すごいですよ。今日のリプロ公式ブログでハーゲンダッツがお好きというのも聞けて好感度上昇しております。
そして最後に、採卵歴がありリプロに転院し顕微授精をする予定の方、初回からイムジーピクシーを試したいと申し出るのはありだと思いました。
採卵方針を決める際など先生にぜひ聞いてみてください。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
ではでは、本日も拙い文章、最後までお読みくださりありがとうございました。
まずは4日間、これで刺激していきますー!
フェリング150単位 フォリルモン150単位
ブセレキュア 1日2回(12時間おき)