全日本女子フットサル選手権 埼玉県大会 | 東京都フットサルリーグ NEO 小坂雅和のブログ

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昨日は全日本女子フットサル選手権埼玉県大会が開催されました。

昨年は埼玉県大会がコロナウィルスの影響で中止となり推薦という形で関東大会への出場が決定したため、埼玉県大会を戦うのは自分が監督に就任してからは初めてのことでした。


(会場は埼玉県のアスカル幸手)


この日は1日に2試合がありました。

選手の人数が少ないことと、怪我人もいるのでこの大会を勝ち抜くのが楽ではないことは予想していました。


初戦の相手は武南高校女子フットサル部さんとでした。事前に考えていたゲームプランも色々な面を考えて急遽変更して臨みました。

一発勝負という緊張感もあり序盤でミスが多発して流れが上手く作れませんでした。


昨シーズン関東リーグで3位になり県内の大会では胸を貸す立場となりました。

これまでチャレンジャーだった自分達がこの立場で戦うことに慣れないこともあったはずです。


(すぐにタイムアウトで流れを変えにいく)


タイムアウト時には自分達のやるべきことの整理を徹底して行いました。

徐々に自分達のリズムを作り得点を重ね、後半に入ると大きなリードを保ちながら時間を使うためにパワープレーを選択しました。


結果的には8-1で勝利しましたが、課題が残る試合内容だったのはたしかです。


(決勝には多くのサポーターが集う)


関東大会出場をかけて戦う決勝戦の相手は同じカテゴリーに所属をするAOHさんとでした。

人数が少ないことに加えて前の試合の疲労が残る中で、この試合のプランは早めにゲームを決めるためにアグレッシブにボールを奪いにいくことでした。


相手のスカウティングと自チームの選手のコンディションからそれが可能だと迷うことなく判断できました。

試合が始まると前線からしっかりとプレスがかかり相手のシュート数を数本に減らせました。

練習してきたセットプレーの形からしっかりと得点を奪い後半へ入ります。


(ハーフタイムではパワープレーの指示)


後半に入り追加点を奪うと、前の試合同様にすぐさまパワープレー開始の合図を送りました。

1番の狙いは時間を使うためにボールを保持することでしたが、追う展開の相手に対して少しずつDFを引き出して数的有利を作り出し追加点を狙っていました。


最終的には追加点は奪えなかったもののボールを保持して時間を使い切り理想の展開で終わりました。


(優勝=関東大会出場決定)


少ない人数の中で2試合しっかり勝ち切るために強い気持ちと全力で体を張って戦ってくれた選手に感謝しています。



(トレーナーの琴音と奈々)


2人には試合前から選手の状態を細かく確認させてもらいました。これは自分にとってゲームプランを決めるための重要な判断材料です。

試合前や試合の合間、2人の存在があったからこそ選手のパフォーマンスを高め、その結果がチームの勝利となって返ってきました。

少ない人数でもこのチームが戦えてる1番の理由は彼女達がいるからです。


(No.1 チイ)


絶対的な守護神はゴールを守るだけでなく正確なスローとキック、パワープレー時には相手陣内に入ると接近的な攻撃参加でチャンスを多く作り出しました。


特に難しい流れだった1試合目にはチームのリズムが崩れながらも決定機を阻止して勝利に導いてくれました。


(No.2 彩)


〝Ambitionの心臓〟はこの2試合もピッチ内で1番の存在感を発揮していました。

ピンチな局面をしっかりと封じこむことで攻撃の機会を多く増やしてくれました。

FIXOでの冷静なパス出しから攻撃のバリエーションを増やし、優勝へ大きく貢献してくれました。


(No.4 優子)


Ambitionのエースである優子は、今シーズン前を向いて仕掛けるだけでなく、相手を背負った状態やスペースへ抜け出しながらでも得点が奪える流動的PIVOな役割もこなしています。


得点感覚に優れている分、この2試合も色々な局面から自分の形を作り出してゴールを狙っていました。


(No.6 あずさ) ※写真:なかさんより


攻守において一番のハードワークを見せたあずさは1試合目でハットトリックという大活躍で決勝の舞台へ繋いでくれました。


自ら得点ができるAmbitionのポイントゲッターは、決勝戦でも疲れを知らず果敢な突破やシュートからチャンスを多く演出して勝利に貢献してくれました。


(No.7 希望)


今大会最も大事な場面で結果を出してくれたのが希望でした。


周りの状況をしっかりと確認しながら、細かいパスやドリブルの持ち出しで攻撃のリズムを作り出していたのが希望でした。

自らゴールへ向かう姿勢も増えてこの2試合のMVPともいえる動きでチームを勝利へ導いてくれました。


(No.8 絢音)


ここ最近急成長している選手です。

元々攻守のバランスを取れるAmbitionにとって貴重な存在であった絢音は、今大会では特に守備面で力強い球際勝負でボールを何度も奪い、守備から攻撃へのトランジションを多発させてくれました。


特に守備ラインを落とすシーンでは彼女が奪い正確なパスでカウンターを作り出し活躍してくれました。


(No.13 秋樺)


秋樺のポテンシャルの高さがAmbitionのイメージともいえるくらい個々の能力が高い選手です。


サイドレーンを主戦場にこの2試合も個人の打開からチャンスを多く演出してくれました。

関東リーグトップクラスの縦突破やカットインは今大会どんなシーンでも効果的でした。


関東大会でも彼女達の活躍がとても楽しみです。

自分にできることは、フットサルの楽しさをたくさん伝えてあげることです。


そして、結果を出して昨日みたいなみんなの笑顔が見たい!!


引き続き応援よろしくお願いします。




おしまい。