昨日は関東女子フットサルリーグ2021の開幕戦が行われました。
今シーズンは多くのメンバーが入れ替わり、9割近くの選手がフットサル未経験者ということでこの試合に向けての不安要素はありました。
振り返れば開幕前にフットサルのルールを教えている時間もあったくらいです。
正直、それくらいフットサルを知らない選手達だったのです。
フットサルの練習試合も数試合しかしていない状況でしたが、どんな理由があろうと自分の立場としてはこの試合に勝利をすることが求められていました。
試合前のMTGではメンバーの前で「全員出場して勝利する」と宣言しました。
選手達に伝えたことが決して簡単なことではないと理解はしていましたが、自分の中で不安な気持ちを勝利という確信に変えるために何か言葉にすることが必要だと感じたからです。
この試合に向けて相手の対策をしてきましたが、試合が始まるとやはり神奈川県リーグを圧倒して勝ち上がってきたチームなだけに自分たちにはない技術や戦術がありました。
0-2で終えた前半戦、ハーフタイムに選手達の顔を見ると納得のいかない様子でした。
日頃から伝えている、試合は常に相手がいるから自分達の形が簡単にできるわけがないということを身に染みて感じていたのかなと思います。
後半に入ると選手達の動きに大きな変化がありました。
これはチームを指導していて日々感じていたことですが、今の選手達はフットサル経験がない分、伝えたことを素直にすぐ実行に移すという力があります。
素直で真面目という部分が全てにおいて必ずしも良いことだとは思いませんが、この部分があるからこそプレーを変えることもできました。
後半戦は終始自分達のペースを保ちながら終わってみれば全員出場させて4-3で逆転勝利することができました。
難しい試合でした。
プレー内容もそうでしたが、全国トップクラスでサッカーをやってきた彼女達だからこそ、何かきっかけを作れば試合を大きく変えることができる力はそれぞれが持っていると考えていました。
自分のことを信頼して40分間走り続けてくれた選手達に感謝しかありません。
この先も相手がどうとかではなく、未経験のスポーツを経験していくためにたくさんの苦労しかないと思います。
「一瞬の喜びのために一生の努力を続ける」
これができればきっとピッチで結果を残せると考えています。
最後に対戦相手やリーグ関係者の方々、応援してくださる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
引き続き女子フットサル界を盛り上げるよう頑張ります。
よろしくお願いします。
おしまい。