小学1年生から高校3年生まで、ピアノを習っていました。
中学1年の時に先生が引っ越してしまい、新しい先生になりました。中学生で部活があったので全然練習できなくなったのに加えて、先生の指導方針が全然違って、それはそれはイヤでした。
一番嫌だったのは、「伴奏の左手は小さく弾くように」とか「モーツァルトだから軽く弾いて」とか言われ、小さく弾いても軽く弾いても、もっともっと落とすように言われること。
大学に入ってオケを始めると、やはり音量を落としてと言われることが多くなりました。ここは弦を聴かせるところだからとか、フルートソロが旋律だからと言われ、初めて立場を踏まえた音量が大切だと気づきました。
オケを辞めてから、長期休みだけピアノを習っていたのですが、オケの経験から小さな音を出すことの大切さを実感。グランドピアノでのレッスンだったので、小さく弾けばピアノがそれに応えてくれることも経験しました。
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先月の本番でまた散々音量を落とすように言われて、音も心も(笑)カスカスで吹いたのです。こんなに小さく!?もはや吹かなくて良くない?と思いながら。
で、先日の合奏で尊敬する先輩と吹きました。先輩はmpでもわりと思いきって音を出すのですが、指揮者に出しすぎと言われることはないのです。
よくよく聴いていると、mpはそこそこ出しているけど、pはとっても小さかったり、発音はしっかりしたけど、フレーズに合わせて音量を変えていたり。
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つまり、ダイナミクスの差をつけることが大事。
小さく入ったらそれ以上下げられない。
大きく入ったらそれ以上上げられない。
聴かせるべき音と引くべき音がある。
絶対音量じゃなくて、相対音量。
mpはいつでも同じ音量じゃない。
小さい音の大切さも、ダイナミクスの差が大事なことも、結局分かってなかったー