組織には中心となるべき人が必要だ。いわゆる、“エグゼクティブ”(幹部)と呼ばれる人物だ。
P・F・ドラッカーは、次のように述べている。「今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに組織の活動や業績に実質的に貢献をなすべき知識労働者は、すべて“エグゼクティブ”である」。そして、成果をあげることが“エグゼクティブ”の仕事であり、
自ら意思決定をしなければならず、自らの貢献に責任を負わなければならないとしている。つまり、自らをマネジメントできなければならないのである。
このように考えると、組織人である以上は誰もが“エグゼクティブ”を目指すべきではないだろうか。
では、優れた“エグゼクティブ”の要件とは何だろうか。
まず、“エグゼクティブ”である以上、次の三つの課題と向き合う必要がある。
(1)自己の帰属する「部分」だけに捉われず、つねに「全体」から物事を見る目を養う必要がある。(全体と部分のバランス)
(2)「目先」のことに捉われず、つねに「長い目」で物事を見る目を養う必要がある。
(3)現象的な問題に捉われず、物事の本質を見る目を養う必要がある。
つまり、戦略的な視点から戦術を駆使する力が求められる。
次に、“エグゼクティブ”の仕事には基本的な活動が5つ求められる。
(1) 目標を設定する。
(2) 仕事を組織する。
(3) 動機づけを行い、コミュニケーションを行う。
(4) 評価測定をする。
(5) 部下を育てる。
私たちIGグループでは、メンバー全員に“エグゼクティブ”になってもらうつもりだ。
つまり、他からの命令ではなく、自らの意思決定で仕事を行い、自らの成果に責任を
負うことができる人材、すなわち主体的人材へと成長してもらいたいと考える。
優れた“エグゼクティブ”を創出する唯一方法があるとすれば、それはドララッカー自身が経営の哲学と評している「目標管理」の徹底しかないのではなかろうか。少なくとも私は、そう信じて実行し続けている。
組織社会において、最も生産的な人材として期待されているが“エグゼクティブ”という存在だとおもう。
他人の期待以上の仕事ぶりを発揮する人は、すべて“エグゼクティブ”である。
(H23.8.22)