新春恒例の第111回全国経営者大会(12022日:帝国ホテル)へ参加。以前から、多くの若手経営者の参加を期待していたが、今年は「IG後継者育成塾」のメンバー数名が加わり、アフター研修も楽しかった。


 大会講師陣の論調は、大方において、日本の現状あるいは先行きに対して厳しいものがあった。


 『日本の液状化を止めなければならない。日本人は、国家でない状態に慣れ過ぎている。トラスト(信頼)を守れない三流国日本へのアメリカの不快感は相当なもので「弱い味方(日本)は強い敵(中国)より恐ろしい」と考えている』(櫻井よしこ氏)。


 『2010年が明けたが、あまり、いい話がないですね。日本だけです、95年からGDPがフラット(横ばい)なのは・・・。EU、アメリカ、中国そして日本は第4位。そして、ネクスト・セブンの動向。道州制を導入して、大胆な改革をやるしかない』(大前研一氏)。

 『小沢さんは、かなり追い込まれている。検察のリークによる世論操作とか言っているが、田中角栄から継承した小沢さんの体質は明白。検察は間違いなく、小沢逮捕へ持ち込むでしょう。小鳩(小沢・鳩山)政権の戦略は明らかに「反米・親中」です。外国人地方参政権を通したら、中国の思う壺になるだろう』(青山繁晴氏)。


 日本は、もはや経済でも一流とはいえなくなってきている。にもかかわらず、相も変らず政治が足を引っ張っている状態のようだ。これでは、国がもたない。世襲の弱さ(阿部、福田、麻生、鳩山と続く政権)がもろに出ている感じだ。未来のイメージを植えつける力(=操る力)のあるリーダーが欲しいものだ。


 その点、大畑誠也氏(感動教育で注目の教育家)の「21世紀の人づくり」の話は痛快であった。『21世紀の求められる人物像は、本もの!悪戦苦闘能力を持っているか。その重点事項として「挨拶」「体力」「感性」「集中」「思考」の5つを掲げて徹底して実践・検証をやり続ける』、以上の内容を熊本弁丸出しで、動き回りながら熱弁する。こんな教育家だったら、誰だって子供を任せたいと思うのではないかと、感動して聴き入ってしまった。


 それから、ワタミの渡邉美樹氏。


いつ聞いても一本の筋が通っていて素晴らしい。『理念研修を徹底してやる!創業からの歴史のすべてを自分に重ねることができるようになる。過去に自分を重ね、そして未来のビジョンに自分を重ね合わせることができるような人材を育てたい・・・・・。身体の重い亀の歩みが大切だ』。ワタミというDNAをしっかりと継承させつつ、100年企業を目指していこうとする氏の想いがしっかりと伝わってくる講演であった。他にも伝えたい内容があったが、おいおい取り上げたい。

(H22.1.25)