三日間かけて、次年度の行動計画書(案)作りを行った。次年度は新たな中期計画のスタートの年でもあり、各分社・部門は中期的な頭作りをしたうえで単年度の行動計画書を作成することになる。
新中期ヴィジョン(H22~26年)のテーマは「M70‐Plan・パートⅡ~次世代へつなぐ体制つくり」、第二創業への土台をしっかりとつくり、次世代へバトンをつなぐための戦いを組織一丸となってやる決意だ。
すでに成長領域(M70・ドメイン)の見定めはできているので、目先のことで迷うことはない。自らが信じるところへ、さらに強く踏み込んで、目標が達成できるまで粘り抜くことだと考えている。(ちなみに、H22年度の基本方針は「改革魂~踏み込め、そして粘れ!」です)。
合宿は福岡や明石からも来てもらって、グループ全体で行う。グループ全員が一ヶ所に集まって、時間と空間を共有し、思考を重ねるところに意味がある。つまり、お互いの“結びつき”を確認しあう貴重な三日間なのだ。これは、IGグループの基本的な理念・考え方である「衆知を集めて、世のため、人のために尽くす」を実践するために必要不可欠なセレモニーなのだ。
「私たちは、なにでつながり、集い、結びついているのか?」。その“結びつき”について、自らの行動計画を作成するプロセスにおいて思考しなければ、衆知を集めることはできない。自分の縄張りの中での必要条件をいくら並び立てても、それでは不十分なのだ。顧客の満足は到底得られないし、自らの大きな成長も望めないだろう。
物事は深く考えれば考えるほど、その物事と物事のあいだの“結びつき”がはっきりと見えてくるものだ。そこで以前にも紹介したが、参考になるのが「思考の三原則」(安岡正篤先生)である。
第一は、目先にとらわれず、長い目で見る。
第二は、物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的・全面的に観察する。
第三は、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。
地球はこの100年間で一万分の一に縮まったという。私たちは今、相互に“結びつき”の強い環境の中にいることを忘れてはならない。相互のつながりや関係性を無視しては、真に生産的とはいえないし、故に持続可能な成長は組織においても個人にもいてもあり得ないと考える。
今回も、“結びつき”という時空の中で、新たな視点が生まれると同時にビジネスチャンスが膨れ上がったような気がする。
(H21.8.31)