NN構想の会・第11回全国大会(9月9~10日)が東京の椿山荘で開催された。
大会前日まで台風9号の影響を心配していたが、全国各地から400人前後の方々に参加して頂き、滞りもなく、盛況のうちに終えることができ、ホッと一息している。
今大会は、「改革魂を貫く!~踏み込め、そして粘れ」というテーマを掲げた。
「21世紀は柔軟な発想と小廻りがきく中小企業の時代」だといわれて10年が経つ。
ところが現実において、多くの中小企業が次のような経営課題を抱えて、悪戦苦闘をしている状況だ。
① 需要の停滞に伴う売上の減少
② 資金調達環境の悪化
③ 後継者問題など人材の確保と育成の不足
原因は、ハッキリしている。もぐら叩きのように現象的な問題に追われ、経営の抜本的な革新に踏み込んでいないからだと考える。
今大会の基調講演の講師は、校長時代にいくつもの学校改革を成し遂げたことで有名な大畑誠也氏(九州ルーテル学院大学客員教授)。テーマは、今大会にピッタシの「21世紀の能力~悪戦苦闘能力を身につけよう」。
学校も企業も同じ組織。組織を良くするも悪くするも、活気づかせるのも減退させるのも、究極のところは「人」だ。元気な人材の育成こそが要なのだ。氏は「夢なき者は、子供たち(社員)に夢を語れず」という。そして、本物の悪戦苦闘能力とは次の5つ。
① 挨拶(人間関係が大事。それに必要なコミュニケーションは挨拶から始まる)
② 体力(答えは現場にある!朝めし食うぞ!キャンペーン。きつい、眠い、だるい)
③ 感性(人の気持ちがわかる人になる。そのためには体験が必要)
④ 集中(目標を立てる。そして、思いを想いへさらに念いへと強める)
⑤ 思考(主体性の発揮。聞く、聴く、効く=実行へ)
氏曰く、「私が校長時代にやってきたことは、まさに改革魂のそのもとでした」と。自ら率先垂範して現場をひっぱっていくリーダーシップは、強かでかつ愛情がいっぱいだ。熊本弁丸出しで、動き回っての熱弁であるが、内容は理に適っている。私たちが経営の真髄として提唱している「仮説~実践~検証」を地で実践されており、多くの経営者に聞かせてみたいと思う。
その他の大会プログラム、一日目のパネルディスカッション、二日目の分科会も大会テーマに沿って、会計業界のイノベーションについて、示唆に富んだ内容が展開された大会二日間であった。関係者各位に感謝!
(H22.9.13)