未来からの逆算!「やる!」と決めてから、考える。
行動計画書(次年度)作成のための合宿(8月26~28日)を終えたばかりである。
平成19年10月に合同で税理士法人を立ち上げて以来、この時期に開催するようになってから3回目になる。各事務所別、分社・部門ごとに分かれて、一定の作業に入る。先ず一日目は、過年度の検証から始まる。しっかりと反省を行い、次年度にフィードバックできる材料をいかに探し出せるかが大きな課題となる。
ある部門では、売上目標の達成率の悪さが問題となり、二時間ほどディスカッションが続く。それは、やる気の問題だったのか、それとも手法に問題があったのか。それに元々、売上目標を達成する必然性は何だったのだろうか。達成できた暁には、何がどう変わるというのだろうか・・・・・。議論は、尽きない。
他部門では、業務改善の進捗度が課題となった。諸々の改善目標が顧客レベルまで具体的に落とし込まれていたのだろうか。期限の設定はどうであったか。また、担当者へ丸投げ状態にしていなかったか・・・・・。改善プロセスに関するデータの積上げがきちんとできていないのが気になる。もっと、記録を体系的に残しておきたい。
二日目からは、次年度の売上目標それから各人の成長目標(能力・業務・考え方)を検討し、一年後の到達点とそのプロセスを明確にイメージする作業だ。これはまさに、未来からの逆算だ。つまり、到達点のイメージが先になければならない。
このときに大切なのは、「できる条件が整えば、“やる!”」というのではなく、到達点のイメージを先に決めることだ。つまり「これを“やる!”」と決めてから、できる条件を整えるという前向きな思考が要求される。
よく考えてみよう。目標というものは、それを立てた時点での自分が達成するのではないのだ。「“やる!”」と決めてチャレンジし続けるプロセスで大きく成長した自分が、その目標を達成してくれるのである。このからくりが分かっている人たちは、自らの目標を決して低く設定しようとは思わない。
もう一つ大切なことがある。自らがつくるシナリオに心ときめく状態になれるかどうかである。そのためには、楽しんで打ち込める目標(到達点)を真剣に見つけることだ。人間は好きなことには夢中になれるし、様々な創意工夫が自然と湧いてくるものだ。
こんな話をすると、こんな質問が必ず飛んでくる。「どうすればそんな心境になれるのですか?」と・・・・・。ダム式経営の方法論を問われたときの松下幸之助の名言を思い出す。「まずは、そうしたいと思わないとあきまへんなぁ」と。
そう!先ずは「“やる!”」「楽しもう!」と思う、この気構えが大切である。
(H22.8.30)