日本M&Aセンター主催の“スペイン”国際会議(3月17~25日)へ参加。関空からパリを経由してバルセロナへ着く。待ち時間など入れると一日がかりの移動である。
“スペイン”は、ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置する立憲君主制の国である。日本の1.3倍ほどの国土(約50k㎡)に、約4500万人の人口。EU27カ国の一つでユーロを導入している。GDPは、1兆6千億ドルぐらいだから、日本の三分の一程度の経済規模だ。
欧州経済もリーマン・ショック後、かなり厳しいようで、財政悪化に苦しむ“PIIGS”(ポルトガルとイタリア、アイルランド、ギリシャ、“スペイン”の欧州5カ国の頭文字)が、英語の豚(Pigs)を連想させ、話題になっているそうだ。“スペイン”の悩みは、20%近いといわれる失業率。地域によっては、30%を超えるところもあるらしい。現地ガイドから「20人に1人は、必ずスリや置き引きの犠牲者になる」と何度も脅された。ただ、ラテン系の陽気さか、町に暗さは感じられない。
さすがに観光スポットは多い。バルセロナでは、天才ガウディを中心にした個性的な建築群。ドンキホーテで有名な、ラ・マンチャ地方の風車。グラナダのアルハンブラ宮殿は広大な敷地のなかに王宮や教会、庭園そして城塞の凄さに戦いの歴史が刻まれている。コロンブスの大航海時代に活気づいた町セビーリャの大聖堂と街並み、そしてコルドバと続く・・・・・(宮殿と教会、中世の街並み、余りの多さに最後の頃は「どこも大差はないぞ!」って勿体無い感想を抱く)。
バスや列車による移動、駆け足の各地観光に疲れて、マドリットに戻ってからのフラメンコディナーショー、夜が遅いのもあって睡魔との闘いで、漠睡している人もいた。
マドリッド二日目の午前中は、市内観光。“スペイン”広場などを散策した後、プラド美術館へ。“スペイン”王室の絵画コレクションを一般公開しているのであるが、“スペイン”3大画家、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの名作を中心に中世から18世紀にかけてのヨーロッパ絵画の傑作が揃っているというだけあって、一言「凄い!」。ガイドの説明も良かったのかも知れないが、絵画を目の前にして感動で胸がジーンときたのは初めての経験だ。画家たちの創造性の凄さに感動すると同時に、生きる勇気を授かったようで、モチベーションの高まりを感じることができた。“スペイン”は、「歴史の十字路である」という言葉があるが、“スペイン”に来ると民族と宗教はいつも歴史の舞台で優劣を競ってきたことが一目瞭然として分かるような気がする。
言い忘れそうになったが、生ハムとワインが豊富で、じつに旨かった。
(H22.3.29)