毎日のように、タケルやメンバーと薬をやり続けてた。
仕事も、とっくに辞めてた。
酒を浴びるほど飲み、街に出ては喧嘩の繰り返し。
不思議なことに、マルは薬をやらなくなった。理由は、【つまらないから】だったそうだ。でもマルも、これといってする事がないから、俺達と一緒に行動してた。
酒を飲んでは、街で暴れる。これじゃまるで、故郷で暮らしてた頃と変わらない。
ただの【ろくでなし】の日々だった。何一つ満足しないし、かと言って、それを誰かのせいにする気もない。
ようするに【投げやりな性格】が直らない。当然ながら、葛藤もあった。でも、20年余り培ってきた性格は、簡単にはいかない。
それほど俺の業は、あまりにも深く、どうしても【諦めよう】とする。
ある日の夜、部屋で薬をやってると、突然、ドタドタと、何人かの靴音がした。
ガラッ!とドアが開くと、警察官がいた。俺は、幻覚かと思ったが、すぐにそれが【現実】であることに気付いた。
パトカーに乗せられ、警察署へ。
数時間の取り調べの後、帰らされた。
もう、溜息も出ない。結局いつも、こうなってしまう。それもこれも、悪いのはすべて俺。そんなことは、誰に言われなくても解ってる。だからこそ、そんな【自分自身】に、余計に腹が立つ。
いくら腹が立っても、【今さら、どうにもならん】と言う気持ちが強まって、自暴自棄に拍車がかかる。
いっそのこと、消えてなくなりたい気分。でも、それすらできない。
この街に来ても、俺が変わることはない。故郷で生きてた頃のような、ただの【無法者】。
こうして俺は、この街でも警察に目をつけられる【愚か者】になった。
もう、めちゃくちゃなバンドだよな、このバンド。
ちなみに、このバンドのヴォーカルが幼馴染で、俺の目にブーメランを投げたヤツなんだよな(笑)
37歳で、他界してしまったけど………。