タケルと、2ヶ月ぐらい一緒にいたが、目的や目標のない日々に飽きた俺は、組織にこそ入らなかったが、タケルと離れ、再び【反社会勢力】の世界に浸っていった。
ある日、俺の【兄貴分】にあたる男から、俺の親父が車を買った、俺を借金の【カタ】にして……。相変わらずの親父のやり方に、心から嫌気がさした俺は、この街そのものが、嫌になった。
街に出て、いつも行ってた店で、いつものように飲んでいた。そこに、タケルがやってきた。
『こんばんは~。どうしたんすか~? 俺、暇なんすよ~。』
相変わらず、ラリっていた。
仕方がないので、店を出て、タケルと車でブラブラと走ってた。
ところが、車が動かなくなった。頭にきた俺は、車を乗り捨て、電車に乗った。
気がついたら、タケルと2人でふらふらと、ツトムの住んでた街の駅に、辿り着いていた。
駅を出て、缶ビールを飲みながら、ふらふらと歩く。気がつけば、ツトムの家に来てた。
なんと、ツトムが帰ってきてた。
『すまんな。昨夜、帰ってきたんや。』
『お帰り。コイツは、タケルや。』
『俺ら3人で、どこか知らん街でも行こか? そこで、バカ騒ぎしよや❗』
『OK❗』
すっかり意気投合して、俺達は無免許で車を運転しながら、福井県の【若狭】まで来ていた。
【今度こそ、何かが変わる】
そんな気がしていた。