田舎生活2日目。
今日はいつもお婆ちゃんの介護に追われていて自分の時間が取れない伯母さんに
「お暇」をとらせてあげようと思い、
あたしが1日留守番で
今年90歳になるお婆ちゃんの面倒を見る事にしました(・∀・)
女で1人で娘3人を育てて来たお婆ちゃん。
とても気が強く負けず嫌いだったお婆ちゃん。
ゴキブリだって素手で退治しちゃうお婆ちゃん。
夏休みのラジオ体操でいつも寝坊してたあたしをハタキで叩き起こすお婆ちゃん。
手芸が得意で可愛い人形をたくさん作ってくれたお婆ちゃん。
村で1番シッカリ者だったお婆ちゃんが、
数年前洗濯物干している際に、転び軽い骨折。
軽い骨折で骨はしばらくして完治したのに
骨折が直るまで一人で歩けない生活が続き、
家事も散歩も出来なくなったお婆ちゃんは、
怪我が治る頃には痴呆症が進行・・・。
結局、軽い骨折から今では一人で立つ事も食事をする事も出来ない車椅子生活に・・・。
2年ぶりに会うお婆ちゃんは
車椅子に座っているのがやっとな位年老いていて
あたしの名前を呼ぶもソレが誰なのかわかっているのかいないのか
今が8月で、村人はお盆の準備に忙しい時期だという事も
お昼にマーボー丼を作ってあげたら「美味しい」といってたくさん食べてくれた事も
お婆ちゃんの2番目の娘は貴方より先に旅立ってしまった事も
90歳になるお婆ちゃんにはボンヤリとした夢の中の出来事のようで
何を聞いても説明しても
「あ~そうか・・・」とどこか他人事のような返事。
同じ話を何度話しても
初めて聞いた様な様子だし
さっき2人で半分こして食べたクッキーの味ももう覚えてないし
TVを見ているのか遠くの山を見ているのかわからない状態で
1日中、車椅子に座っているだけのお婆ちゃん。
生きるって何だろうね。
とりあえず、あたしは
お婆ちゃんのシワだらけの顔ヒゲを剃ってあげました。
化石の様に硬くなった足の爪を切ってあげました。
オムツを取り替えて
ホコリが溜まった車椅子の車輪を掃除してあげました。
何度も何度も「おおきに。すいませんなぁ」と言うお婆ちゃん。
あたしのこと週に1回来るヘルパーさんだと勘違いしてるのかな?
「いいからいいから。遠慮しないで。こさちだよ。」と言っても
「すんません。すんません」と申し訳なさそうな言葉を繰り返すお婆ちゃん。
その「すんません」は
あたしが孫ではなく他人だと思っているからなのか
何一つ自分で出来なくなった体に対して嘆いているのかわからなかったけど
とても悲しい言葉に聞こえた。
毎日お茶を飲みに来ていた仲良しお婆さん仲間も
どんどん逝ってしまって
普段は伯母さんと老犬との生活。
昨日と今日と明日は何も変わらない時間。
激しく怒る事も泣く事も笑う事もない穏やかな毎日。
車椅子の上で空想するのは
大好きだったお寺周りをしていた頃の思い出か・・・。
シッカリしている様ででも、どこか遠くに行ってしまっているような反応で
生きているのか生かされているのか・・・。
お婆ちゃん。幸せですか・・・・?















