家庭内別居に入って

DV夫は相変わらずダンマリ。
自分からは決して動かない
 
私はお化粧品の仕事で
責任あるお役目を頂いて
気持ちも仕事に向いていたせいもあり
彼の事を考える余裕もなくなっていたあせる
 
家庭内別居の時は
彼は自粛モードで
私達に気を使って生活する。
 
だから、彼を怒らせないように努力をしたり
突然怒り出す彼に空気を壊される事もない。
気を使わず堂々と好きな事が出来る音譜
 
だから、辛いという感情はなかったけど
毎日彼は帰って来るから
その度にモヤっとした気持ちにはなる。
それが、ストレスにはなっていた
 
家庭内別居の娘への影響は心配だったからお風呂でのコミュニケーションは欠かさなかった。
 
娘も
「パパって、いつもこうなるとおとなしくなるよね」
と彼のいつもの行動パターンとして冷静に見ていた。
 
そんな変わらない状況の時。
夜中に突然の携帯の緊急アラームの大きな音。
何事!?と目が覚めた瞬間
大きな揺れ。
地震だった。
 
北海道胆振東部地震。
 
私達家族は3人それぞれ別の場所で寝ていた。
 
私は飛び起きてすぐ娘の部屋に向かった。
揺れが酷くて真っ直ぐ歩けなかった。
彼も娘の部屋に駆け寄って来た。
 
「おーい。大丈夫か」
下から父が声をかけて来た。
 
「大丈夫です」と答える彼。
 
私は彼の事を横目に
会話をする事もなく
地震に怯える娘を連れて
自分の寝床へ戻った。
娘をギュっと抱き布団に入った。
 
その時はもう揺れはおさまっていた。
 
彼は私と娘が布団に入った事を確認しに来た。
娘に何か声をかけて
自分の寝床へと戻って行った。
 
初めての大きな揺れを体験した。
揺れがおさまっても震えがしばらく止まらなかった。
とても怖くてその後は朝までほぼ眠れなかった。
 
でも私の腕の中で娘は
すぐにスーっと眠りについた。
 
家を出てお風呂屋さんに泊まった時といい
地震の直後といい
すぐ眠れる娘…
たくましい子ニヤリ
 
つづく
 
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