地震が起きた夜が明け
朝起きると、彼は仕事に行って姿はなかった。
私も仕事だったけど
朝起きると公共交通機関は止まり
電気も止まっていた。
ブラックアウトだった。
会社に行くこともできない事態。
会社との連絡もつかない。
思った以上に大ごとになっていた![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
学校もお休み。
連絡は来ないけど自己判断。
でも、後にラジオでお休みとわかった。
こんな中、彼は仕事に行った。
命の危険を考えると
さすがに心配にはなった。
娘がパパと連絡を取って
安否を確認。
彼の仕事はあるようだった。
もちろんテレビもつかない。
避難用のラジオを出して来て
そこからの情報を頼りにした。
災害用のラジオは
手でレバーをグルグル回す発電式
ラジオには携帯の充電口もついていたけど
型式が古くて繋げなかった![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
携帯の充電がなくなったら
使う事ができなくなる。
唯一の連絡手段なので
携帯電話は使わないようにした。
我が家はオール電化。
料理もできない。
卓上ガスコンロのガスボンベを求め
昼間、父の車で買い物に出た。
信号もついていない。
異様な光景
いつもの町並みが
知らない土地のように見えた。
幸い車通りはかなり少なくて
危険な目に遭う事なく
近くのホームセンターに着いた。
でも、物凄い行列
お店に入る事もできない。
ガスボンベなんて絶対買えない。![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
諦めて家に帰った。
彼からのLINE
‘’こんな状況なので一時休戦にしませんか’’
という連絡だった。
言ってる事はわかる。
同じ家に住んで、この状態で助け合う必要があるのは理解できる。
ただ、言い方!
一時休戦って。
結局、彼にとってはただの喧嘩。
私の機嫌が直るのを待っているだけ
思うことは山ほどあったけど
非常事態に目をつぶり
彼との家庭内別居をやめた。
つづく
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