地震が起きた夜が明け
朝起きると、彼は仕事に行って姿はなかった。
 
私も仕事だったけど
朝起きると公共交通機関は止まり
電気も止まっていた。
 
ブラックアウトだった。

 
 
会社に行くこともできない事態。
会社との連絡もつかない。
思った以上に大ごとになっていたガーン
 
学校もお休み。
連絡は来ないけど自己判断。
でも、後にラジオでお休みとわかった。
 
こんな中、彼は仕事に行った。
命の危険を考えると
さすがに心配にはなった。
 
娘がパパと連絡を取って
安否を確認。
彼の仕事はあるようだった。
 
もちろんテレビもつかない。
避難用のラジオを出して来て
そこからの情報を頼りにした。
 
災害用のラジオは
手でレバーをグルグル回す発電式
ラジオには携帯の充電口もついていたけど
型式が古くて繋げなかった笑い泣き
 
携帯の充電がなくなったら
使う事ができなくなる。
唯一の連絡手段なので
携帯電話は使わないようにした。
 
我が家はオール電化。
料理もできない。
卓上ガスコンロのガスボンベを求め
昼間、父の車で買い物に出た。
 
信号もついていない。
異様な光景
いつもの町並みが
知らない土地のように見えた。
 
幸い車通りはかなり少なくて
危険な目に遭う事なく
近くのホームセンターに着いた。
 
でも、物凄い行列
お店に入る事もできない。
ガスボンベなんて絶対買えない。えーん
 
諦めて家に帰った。
 
彼からのLINE
‘’こんな状況なので一時休戦にしませんか’’
という連絡だった。
 
言ってる事はわかる。
同じ家に住んで、この状態で助け合う必要があるのは理解できる。
 
ただ、言い方!
一時休戦って。
 
結局、彼にとってはただの喧嘩。
私の機嫌が直るのを待っているだけ
 
思うことは山ほどあったけど
非常事態に目をつぶり
彼との家庭内別居をやめた。
 
つづく
 
つづきはこちらから↓↓↓