小学生の頃
太っていたわたし。

ある
春の暖かくて気持ちの良い日
母に買ってもらった
黄色のミニスカートを履いていたら
普段
仲の良い『友達だと思ってた』
女の子5人くらいに囲まれて言われたの。


『よくそんな太い脚で
          そんなスカート履けるね』


って
母に買ってもらった
黄色のスカート
悲しかった 悔しかった
大人になったら
いつかこいつらを
見返してやるくらい
綺麗な女の人になってやるって
心に決めた。

19歳のとき
そのときは突然やってきた
脂肪吸引をしよう!

お金もないのに
計画性のない
衝動的な行動
美容整形外科の扉を開いた。

両太もも65万円
当時レンタルビデオ店でバイトしてたわたし
次々3万ほどのローンなんて
簡単に返していけると思ってた。

手術当日
仲の良い友達2人についてきて
もらった。

ブルーの手術服に着替えて
手術台へ
全身麻酔
あっと言う間に落ちた。
後の記憶は何もない。

目が覚めたとき
覚醒していたのか
生まれたときから
幼稚園 小学校 中学校
ダァーッ!といろんな記憶が走馬灯のように
頭の中を走り抜け
とても怖くて
異常に喉も乾いていた。


『水、水、水下さい』


後にも先にも
あんなに喉が乾いたことなかったな。

ゴクゴクお水を飲んでると
先生がこれが吸引した脂肪ですよって
ガラスの瓶に入った
オレンジ色のドロドロしたものを持ってきた
ふーん… これか… 実感は全く湧かなかった。

その日から
脚の細さを固定させるために
包帯で両太ももを
グルグルきつめに巻く
毎日が始まった。

親には
もちろん内緒だったから
部屋で1人内緒で
キツかったな。

65万のローン
月々3万ほど払えると思ってたのに
無理だったな
これまた衝動的
風俗に行ってみよう。

元々
性に対して貪欲で
自己肯定も低かったから
それほど抵抗はなかった。

外から見てたら怖そうな世界だけど
行って見ないと分からない
行ってしまえば
意外と全然大丈夫かもしれない。

後に体験入店で
たった数時間で3万円もらった。

風俗嬢の
わたしができあがった
その世界で花開いた。

デブでブスで
イジメられてたわたしが
何をしても続かない
周りに馴染めず
集団が苦手で
どこかに所属するのが苦手な
発達障害独特の
この性質だったから
個人 個人をお相手する
ほぼ自営業者みたいな
このお仕事が向いていたのか
わたしは花開いた
自分でも驚くくらい綺麗になっていった。