両刀使い | コロポックルとスコ

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小さな人と大きな猫の暮らし

 

或る日の寝起きの脚。

 

私が起きるのをずっと隣りで待つ

王子の足が見切れて写っている。

 

 

――――― 私は『両刀使い』だ。

 

ふと自分を振り返ってそう思った。

 

本業では

頭脳で勝負する仕事に

長年従事しているわけだが

見た目が一切関係ない業界にいると

やはりそこが疎かになりがち。

 

頭脳しか使わない仕事だからといって

見た目の劣化が激しいのはイヤだ。

 

だから休日を使って

副業で見た目メインのことをする。

副業とはいえ

そこはプロ意識をしっかり持ち

きちんと自分を商品化する。

 

内面と外見

どちらも疎かにせず

どちらかに偏ったりしないように。

 

そういう意味で

私は『両刀使い』だと思える。

 

 

――――― それとはまた別の『両刀使い』も。

 

最近は髪が凄く伸びて

ドライヤー1台だけでは

髪を乾かすのが遅いので

一気にブワッと乾かすために

扇風機とドライヤーを同時にあてる。

 

考えてみると

ヘアサロンでもスタイリストさんが2名ついて

私の髪を左右から一気に乾かしてくれており

いずれにしてもドライヤー1台では

やりきれない長さになったのだと思う。

 

だから

扇風機とドライヤーの『両刀使い』でもある。