第二章 真夜中の出来事 | のんびりな日常

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深夜一時.二人の少女が
肩を並べて歩いている。

「はぁ…今日も
良いネタがなかったな…」

トボトボと肩を
落としながら赤髪少女が
ポツリっと愚痴る。

「まぁ.私達は小さな事務所で
やっている新聞会社の
専属記者だからね
そう簡単にはネタなんて
見つからないわ」

ガックリと肩を落としている少女に
黒髪の少女が
優しく慰める。

肩よりちょっと
短い黒髪の少女の名は
富山真護現役高校生だが
とある新聞会社の専属記者として
日々ネタを探している。

もう一人のセミショートに
ぴょんっと髪を結んでいる
赤髪の少女は木ノ宮姫乃

真護.同様新聞記者としてとある小さな新聞会社に
働いている。

つまり二人は
現役高校生新聞記者と
言う事になる。

「そうだね.焦っても
良いネタは転がってないよね」

姫乃そう呟きながら
溜息を漏らした。

「そうゆう事.じゃあ
私はこれでまたね姫」

「うん.またね真護」

そして姫乃は真護と別れ
一人.自分の家へ向かった。

「っうう…」

しばらく歩いていたら
どこから
女の子の呻き声が聞こえてきた。

(え?何今の声…?)

姫乃は声が聞こえる方向へ
おそるおそる.近づく

そして…。

「っ!!」

彼女は言葉を失った…。
なんと!?そこには
女の子が血を流して
倒れていた…。