思えば、子供の頃から、定宿をもたない人生に憧れていた気がする。


 

 

旅人。

 

 


松尾芭蕉とか、浪人のお侍さんとか。


 

 

はたまた、流れの芸人、大道芸人、舞台役者、ミュージシャン、放浪画家、放浪詩人、等々。


 

 

20代半ばでアメリカに留学してからは、友達が所有していた寅さんシリーズ全巻を何回まわりも観て、風の吹くまま、気のむくままに、ふらりふらりと日本全国を旅して歩く生き方に強い憧れを持った。


 

 

定期的に、旅先で出逢う訳ありの女性に惚れ、報われぬ恋に煩悶したり、見返りを求めない人助けをしたりしながらも、ひたすらに次の訪問地を求めて彷徨う後腐れのない旅烏の人生。

 

 


そして、50も半ばを過ぎた今、気づけば、ほとんど、それに近い生き方をしている。

 


 

人間、強く求めれば、叶うもんだとつくづく思う。

 

 


旅人として生きることに慣れてくると、日本人が古来より抱き続けてきた「無常感」という観念が以前よりもわかるような気がしてきた。

 


 

常に移動の身であるがゆえ、「明日はもうここにはいないかも」という事情から、恋愛にせよ、交友にせよ、人に対し執着心や依存心が芽生える余地がほとんどない。

 

 


でも、その代わり、旅先で出逢うあらゆる人や景色や食べ物が、まさに一期一会の真髄そのものに、とても貴重でドラマチックな瞬間として、最大限の集中の対象として、人生の一大事になるのだ。

 

 


まさに茶禅ならぬ、「旅禅」とでも呼ぶべきか。

 

 


この世の万物は一過性の「幻」に過ぎない、ゆえに、執着、依存しても空しいばかりである。

 

 


が、しかし、「一過性」であるからこそ、対象が何であれ、出逢い関わりを持つまさにその瞬間に、全身全霊のエネルギーを集中し、オーガズムを味わい尽くすことが大切なのだ。

 


 

昨日、お知らせした、Tengoku Tabisaki De Night Club は、定宿をもたない旅人の、旅人生の「悦楽」、そして、一期一会の「旅禅」の覚悟を感じてもらえたらと思っていたら、インスピレーションが降りてきたものです。

 


 

旅人にあこがれる人はもちろん、陰陽含めて人生の転換点に差し掛かっていると感じている人、そして、特に、答えは見えているのに決断と実行に踏み切れていない人は、参加すると大きなチャンスを引き寄せるエネルギーが充填される予感がしています。

 

 


旅の醍醐味の1つは、決断と実行です。

 


 

優柔不断では、旅は止まってしまい、先へ進みません。そして、それはもはや旅とは呼べなくなってしまうもんね。

 


 

寅さんの「風の吹くまま、気の向くまま」も、呑気に見えて、実は、「決断と実行」の連続なんだよ。

 

 


というわけで、Tengoku Tabisaki De Night Club 第1回を以下の要領で実施します!

 

 


第1回 Tengoku Tabisaki De Night Club 

 

日時: 5月31日(金曜日) 18:30 ~ 

場所: 錦糸町(お酒と美味しい料理のお店を検索中)

参加費:飲食費(5~6千円)+チップ(自由金額)

定員:   6名まで

 


参加希望者やお問い合わせは、下記フォームよりお願いします。

 


 

 

 



では、旅先で会えるのを楽しみにしていますぜ!!