生きる意味がどうだとかブログに書いたのは、フランクルの夜と霧の解説本を読み中だから。
戦争中、ユダヤ人という理由だけで、強制収容所に入って、その中の記録を書いた本。
でも、その過酷な渦中にいても、人間には生きる意味があると、書いている。
昔も夜と霧読んだことあったけど、こんなに苦しい状況の人がいるんだ。
私はまだマシだなって思っただけだった。
でも、読んでる本に、夜と霧から感銘を受けた人は、苦しくても自分を見失わないと書いてあったので、また読みたくなった。
で、解説本の方を買ってみた。
人は色んな苦しみがある。
愛する人を失った時や人に虐められた時など、人によって苦しみの種類は違う。
でも、何のために苦しんでいるのかわからない事が1番苦しいのだと書いてあった。
愛する家族を守るために、苦しんだと思えば、家族を守れるから乗り越えれるが、意味もなく苦しい状況に置かれていると思うと、途端に耐えられなくなる。
ということだそうだ。
これ、子供の頃からずっと親の宗教に付き合わされて苦しんだら、そうじゃないかなと。
何のために苦しいんでいるのか分からないから、苦しい。
ずっと苦しい。ずっと恨みになる。
自分が苦しい理由がないから、苦しい。
そう思ったから、生きる意味考えてみたというわけです。
私には愛する家族がいますが、家族の大切さ、人を愛する素晴らしさを、幼少期の苦しい経験から学び、今の家族を大切にできていると、考えました。
そのためにあの過去があった。
そう意味づけすると、私は楽になりました。
人生に喜びや生きがいを求めるのではなく、人生に何を問われているか常に考え、目の前のことを精一杯こなす。
というのもこの本からのまなびでした。
私の人生からの問は、家族を大切にする人になりなさい。弱ってる人に寄り添えるようになりなさい。
そういう問だと思うことにした。
苦しい苦しいって考えてたら苦しいけど、意味がある人生を歩み、乗り越えたと思ったら、自分に価値があるようにも感じます。
とてもいい本です。
また苦しい気持ちになったら読み返したいとおもいました。
亡くなられた方から学べるので、本は素晴らしいと常々思います。