こんにちは。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
訪問ありがとうございます
その叔父さんは80 歳を過ぎたガン患者です
初発は30年ほど前で正確に答えられないくらい
(~_~;)かなり昔です
それからも叔父さんは治っては再発を繰り返し
親戚のお葬式で会う度に
再発したガンの発症を告げる話を始め
そのうち
「僕には無傷な内蔵は無いぞ~」
と明るく冗談(?)を言ってコロリンを笑わせていました
その叔父さんに今回の母の脳梗塞を報告した時
電話口からは叔母さんが沈んだ声で
「叔父さんはもう使う抗がん剤が無くなって
今度は本当に危ないのよ
今治験の薬を使っていんだけど…」
との事でした
電話で話した叔父さんも今回は覚悟をしている様でした
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そこでコロリンに気掛かりな問題が持ち上がりました
叔父は画家の端っこにいました
元気だった頃は時々デパートで個展も開いて
風景画を結構高額で売っていました
もう15年以上前のある昼下がりです
突然その叔父から大きな小包が届きました
グルグル巻の包装用紙を開けると
なんと叔父さんが書いた富士山の油絵が
ゴッツイ額に収まっていました
同封の手紙には
『家に飾って下さい、プレゼントです
でもあげたことは皆に内緒にしてね 』
と書いてありました
親戚の人もお金を出して買っていたからです
そうか姪の可愛いコロリンの魅力に負けて
\(^o^)/プレゼントしてくれたんだぁと喜びました
追伸には
『特に僕の奥さんには内緒です
だからお礼の手紙や電話は絶対にしないで下さい』
とキツく書いてあったのでした
なので次の親戚のお葬式迄沈黙を守り直接
叔父さんに会った時にお礼を言う事にしました
その頃まだ親戚カラオケ会はやっていなかったので
親戚に会うのは誰かのお葬式でした。゚(T^T)゚。から…
叔父さんの絵はそれまで飾ってあった
コロリンの描いた中途半端な油絵をよけて
リビングの壁のど真ん中へ飾ったのでした
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そして次の親戚のお葬式で会った時
叔父さんにお礼を言いました
「お礼はいらない」と言う叔父さんに
「額代や絵の具代とか送料とか実費だけでも…」
と交渉するコロリンを叔父さんは隠れた所に連れて行き
周りを気遣いながら自分の唇に人差し指をキツく当てて
(黙れ)の合図をして囁く様に
「絵は飾ってくれてる?」
と言うので
「リビングのど真ん中に飾ってあります」
と答えると
「じゃ、それで十分だよ」
と答えて嬉しそうに満足していました
なんか言いにくくてその絵の隣に
コロリンの油絵が堂々と飾ってある事は
Σ( ̄。 ̄ノ)ノふせました
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そしてまた月日が流れたのでした
コロリンは
「誰にも内緒だよ」
と言われた言葉を律儀に守り親戚の誰にも話さず
そっと母にだけ話しておきました
そして今回
叔父さんが危ないかもしれないとの話を聞き
不安になったのです
もし叔父さんが亡くなってコロリンの家に
叔父さんの絵がある事が他の人にバレた時には
自分の油絵を安い額に入れて飾るくらいだから
コロリンがお金を出して買ったと信じる人はいないです
なのに
貰ったと言う証明が( ̄◇ ̄;)無いでは無いか
唯一の人、母は半年前の脳梗塞で記憶が
半端無く散って(°д°;)何も覚えていないし
貰った時の同封の手紙も今や行方不明です
明日おも知れない叔父さんに今更一筆書いてとは
どう考えても…( ̄O ̄;)言えない
高い値打ちの絵に変身してる可能性は無いと思えど
世の中一寸先は何があるか分からない
トラブルに巻き込まれないか心配なのです
もしかして
亡くなった途端に\(^o^)/財産に化けるかも?
そしたら( ̄◇ ̄;)即売って旅行に行ちゃうよ!
なんて…
いえいえ飾っときますよぅ~
コロリンの生きてる限りこのリビングに
そんな訳で叔父さんの奇跡的回復を祈っているのです
トントン(旦那)はコロリンの危惧を大笑いしますが
コロリンは本当にマジ心配しているのです
叔父さんの絵は
心のこもった危ないプレゼントになったのでした
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下の写真はコロリンが描いた家の人形の油絵です
セコいコロリンは絵を買うのが勿体無くて
自分で書いて飾ってあるのでした
図々しいけどm(_ _)mコロリンの考えそうな事です
イメージ画像です