“闇夜の虚空に吠える野良犬”安倍晋三の国連演説──外交は“言葉”ではなく“行動”である | 日本人の進路

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左翼全体主義(共産主義)国家化が進む日本。マスコミはどこを向いても左翼ばかり。これでは日本国民が洗脳されてしまうのはくやしいけどどうしようもない。ただあきらめてしまったら日本の明日はない。日本の中、露、朝への属国化が現実のものとなってくる。

“闇夜の虚空に吠える野良犬”安倍晋三の国連演説──外交は“言葉”ではなく“行動”である

 

 

 

 

 

 

 

 

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“闇夜の虚空に吠える野良犬”安倍晋三の国連演説──外交は“言葉”ではなく“行動”である

 

2017.09.26

 


北朝鮮の撃破殲滅が日本の安全

 

 

 

 

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 
 
 
 

 

 日本時間9月21日未明の安倍晋三国連演説は、いつになく威勢がよかった。聞く限りにおいては歯切れがよい以上に、内容も実にしっかりしていた。この演説は、10月の総選挙において相当な効果を自民党にもたらすことは間違いない。自民党や民族系団体等においてもすこぶる評価が高い。

 

 確かに、「北朝鮮との対話はもはや全くの無効」は現実に沿った真実だから、安倍の対話無効論は、実に正論である。また、「北朝鮮との対話をすれば、騙されるだけだ」との、安倍晋三の演説基調は検証した歴史事実に正確で、申し分ないものであった。が、安倍晋三演説への拍手はここまで。

 

 例えば、“安倍の演説”「圧力しか、北朝鮮核兵器と弾道ミサイルを放棄させる方法はない」は、聞いただけでは真面に思えるだろう。が、日本は独自の経済圧力・政治圧力・外交圧力は何一つしない/軍事的圧力に至ってはいっさい何もしないを前提とする言辞。その中身は完全な空洞で、虚言の典型なのは言うまでない。

 

 現に、安倍晋三は、国連総会演説でも、帰国後の日本でも、自分の言葉「圧力」につきその具体的政策について、一言も語っていない。つまり、安倍の空体語「圧力」は、米国のトランプ大統領の実体語「圧力」と比すれば、天と地ほどの差がある。安倍の「圧力」は口先だけ。具体性ゼロの抽象語。詐欺師の騙し語/法螺話と全く同じ類のもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

国連演説に見る、トランプ米国大統領と安倍晋三の、対北朝鮮制裁の天と地の差

 このことは、トランプ米国大統領と比較すれば、一目瞭然。トランプは、「米国と同盟国を守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない」といった(9月19日)。これに対して、ニューヨークに着いた北朝鮮外務大臣は「犬が吠えているだけさ」と嘯いた。

 

 だが、トランプは、自分の演説二日後の21日、北朝鮮に対する独自の経済制裁を発表した。その一つは、北朝鮮と重大な取引をした海外の金融機関は米国のドル決済システムから締め出すというもの。つまり、トランプの国連演説は「野良犬の遠吠え」ではなく、噛みつく直前の「ドーベルマンの猛り声」であった。  

 

      

表1;言葉の上っ面だけ威勢がいい安倍晋三とは、“詐欺師と変らぬ口先男”

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外交において、強硬な言辞はいくら吐いてもいい。しかし必ず、その言葉wordsを裏付ける行動actionsを伴っていなくてはならない。トランプの強硬姿勢の演説は、北朝鮮と関係をもった第三国の金融機関や企業に対する制裁secondary sanctionという行動に裏付けられていた。しかも、この経済制裁は、さらに背後に軍事制裁の実行がちらついている。トランプの言葉は、行動とコインの裏表関係にある。が一方の安倍晋三の言葉は、ただの空威張りで空無。

 

 

 

 

 

 

 

 

安倍晋三が訴えたのは、効果がほとんどない「国連安保理制裁を履行せよ!」だけ

 では、現地時間20日に安倍が国連総会で絶叫した「圧力」とはいったい何だったのか。何ということはない、9月11日の国連安保理事会が採択した北朝鮮への形だけの経済制裁の完全実施を呼びかけたものであった。それは、主にロシアの対北朝鮮への石油輸出を現状以上に増やさないを中核としたものだから、形だけのもので、ほとんど効果はない。限りなく無効に近いものである。

 

表2;国連安保理決議の制裁の無力と米国の独自制裁の有効

f:id:nakagawayatsuhiro:20170926174741p:plain

 

 安倍晋三は、「日本は世界で最も多くの制裁カードを持っていますが、独自の対北朝鮮制裁を日本はいっさいしません、しかし国連加盟国の諸国は、国連安保理の制裁決議を実行して下さい」と演説しただけであった。安倍晋三とは、生まれつきのおしゃべり芸人の才を利用して、自分は何もしない無為無策を狡猾にカムフラージュしたのである。天性の嘘つきで無責任の才だけは日本一の “うどん屋の釜”安倍晋三らしい“騙しの迷演説”であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行政措置圧力もせず/外交圧力もせず/軍事圧力もせず、安倍晋三の「圧力」逃亡
 

表3;日本国がすべき「圧力」三分野の全てから逃避する“野良犬の遠吠え男”安倍晋三

f:id:nakagawayatsuhiro:20170926175236p:plain

 日本は、北朝鮮を追い詰めることのできる制裁カードに関しては、世界で最も数多く所持している。表3の左欄は、その一端をリストしたもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

“虚空に吠える野良犬”安倍晋三を、番犬ドーベルマンだと詐称する産経新聞の虚報

 これほど極端に北朝鮮制裁から逃亡的に逃げて逃げて逃げまくる安倍晋三を、逆さにして、果敢にも制裁のイニシアティブをトランプと共同歩調でとっているかの逆報道をする、虚報に徹する新聞がある。産経新聞である。

 

 日本のマスメディアで、朝鮮総連と深い絆で結ばれているワースト・スリーは、「朝日新聞/TBS/産経新聞」である。産経新聞が、安倍晋三の上記の国連総会演説を熱烈称讃するのは、安倍晋三が日本はいっさい独自の政治・経済制裁をしない/軍事制裁可能な戦力整備もしない、そのこと故に安倍晋三を支持しているのである。

 

 舌先三寸で国民騙しを政治手腕とする“滑舌芸人”安倍晋三と、読者騙しの愛国演技を磨きに磨く産経新聞とは、同類同士。時代錯誤にも共産革命への煽動報道一路の朝日新聞とともに、日本を亡国の奈落へと誘導することにおいて、産経新聞の害毒は朝日新聞に優るとも劣らない。

(9月23日記)

 

 

 

 

 

 

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