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医者という仕事/南木 佳士
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南木佳士は医師なので、
自分(医師)の目から見た作品が多い。
また、患者の苦悩と現実をも理解し、丁寧に書かれている。
閉鎖的な病院勤め、しかも現役医師であり、作家という環境は、
類い無い。
にも拘わらず、書くということは、それ相応の意思の表れだと思う。
作品は全て、生、老、病、死が関係していて、
紡ぎ出される言葉からは人間としての優しさや暖かさが感じられます。
真摯な視線が注がれているところも良い。
大抵、病院というところは殺伐としていて、
人の“生と死”が当たり前のように繰り返し続く所だ。
看護婦の友人は、
“その都度、感傷に浸る暇はない”とよく零していた。
(・・・続けて、綿を詰めないといけないから、であった)
医師という仕事も、然り。
家族を二人送っている私としては、
南木佳士の作品を読むと、何度も泣いてしまう。
共に過ごした日々が思い出されるからだ。
見送った瞬間も悲しいが、
思い出に触れる瞬間のほうが、もっと悲しいと思う。
南木佳士の作品からも同じように、
“医師であっても、感情があり、辛く悲しい”
“本当は泣きたい、だが泣いてはいけない”
胸に突き刺さるが思いが鏤められている。
家族と同じように悲しむ医師は存在するのだと思った。
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阿弥陀堂だより は、患者の目線で描かれている。
集落で育った主人公の孝夫は祖母の元を離れ、
中学時代から父と東京に住むこととなる。
大学を卒業し、医師の妻と結婚。
有能な妻であったが、病を患ってしまう。
孝夫は妻を気遣い、集落に戻り、根をおろす決意をする。
途中に出てくる阿弥陀堂守のおうめ婆さんの心を打つ言葉、感動でした。
この作品を映像化した小泉堯史監督も素晴らしい。
特に、風景が綺麗で美しく、ストーリーを盛り立てている。
小泉堯史監督に関しては、また書きたいと思います。
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