奈良県で古墳を取り囲むようにソーラーパネルを設置しているのはニュースになりました。古墳そのものを破壊しているわけではありませんが、周りを完全に取り囲むようにして人が一切出入りできないようになっています。

 

昔からお墓に限らずご神木やご神体、地蔵、あるいは何らかの霊的に縁のあるもの破壊して祟りがあるのはよくあることですがそのような場合に祟る場合と祟らない場合あります。

 

過去に読んだいろいろなスピリチュアル系の書物によればこれにはいくつかのケースがあるようです。今回は古墳(墓)に対する冒涜ですのでこれについて述べてみます。

 

 

 

・お墓や古墳に現在霊がいて棲家を壊されたことを怒るケース。

この場合は比較的すぐに祟りが起こります。こちらのサイトでは「「済まなかった」という気持ちさえあれば、全てを許して下さるんです。」なんて言っていますが、人間に例えるなら私たちが今住んでいる家を壊された場合に犯人が済まなかったという気持ちを持っていればそれで許されるのかと同じです。普通の人なら理不尽に自宅を壊されれば誰でも怒るでしょう。

 

古今東西こういったケースにおけるたたりでひどい目にあった話は枚挙に暇がないほどたくさん存在します。

 

 

・普段は墓所や古墳にいないけれども決まった日時に戻ってくるケース。

例えば春分や秋分の祖先祭、あるいは本人の命日など何らかの決まった日時に戻ってきたときに墓や古墳が壊されたことを霊が知ります。霊にとって過去に起こった事は映像のように見ることができるので誰が壊したかを後からでも知ることができますが、普段は壊された墓や古墳などにいないため壊されてから霊がそれを知るまでにタイムラグがあります。

 

 

人間で例えるならば家を複数持っていたり、普段使っていない別荘を訪れたときに初めて壊されたことを知ると似ています。

こういう場合も事故が起きたり、関係者が病気になったりしますが、数ヶ月から数年単位のタイムラグがあるため人間側には理由がよくわからないということも多いようです。

 

 

・霊が既に浄化して霊界の高い境界に進みに行っている場合。

霊が既に浄化して高い境界に進みお墓や古墳にいない場合は当たりは起きません。この場合は持ち主がいない空き家みたいなものなので壊したとしても何も問題は起きません。人間から見て立派な古墳やお墓であってもそうでなくても関係ありません。一見何のの変哲もないボロい石碑でも霊の棲家であれば祟りますし、大金をかけた立派なお墓であっても霊がいなければ何も起きません。

 

 

・何らかの償いとして霊が我慢する場合。

今なおその墓や古墳に霊がいるけれどもかつて犯した罪の償いとしてそれが人間の役に立つのであれば我慢しなければいけない、我慢することが償いになる場合は当たらない場合があります。

 

例えばダムを作るとか大きな道路を通すとかなどの人間社会にとって役に立つ場合は奪われることに怒ったとしても霊が我慢することがあるようです。人間社会でもダムに沈んだ村や鉄道や大規模な幹線道路通すために住人が立ち退くケースがありますがそれと似ています。

 

ただし人間社会の役に立つからといって必ずしも祟りが起きないという意味ではありません。むしろ人間側の勝手な都合のわけですからやられた方はたまったものではなく祟りが起こるケースもたくさん存在します。

 

 

・神の守りがある場合。

4つ目は例外的ですか霊界での懲罰として地上側での破壊が起きるケースです。破壊された側としては思うことがあるかもしれませんが、霊界でのルールに則った懲罰の一環のため神様の守りがあり人間側には被害が起きません。

 

人間社会で例えるならば罰金や懲役は恐喝や拉致監禁と本質的には同じ行為ではありますが、法に則っているかどうかが大きな違いになります。法に則って自宅を差し押さえされるのと似ているかもしれません。

 

 

・まとめ

こういた事は昔からよくありますがいずれにしてもケースバイケースであり、霊能者が実物を見ない限りは何とも言えないでしょう。穴を掘っていたら白骨化した死体が出てきて「俺は霊なんて信じない」と言って頭蓋骨をボールのようにして蹴飛ばしてその死体の霊から祟られて苦しみ抜いた上で死んだ人もいれば、明らかに霊的に曰く付きのものを粗末に扱っても何も起きない場合もあったりするのはこういったいろいろな事情があるからです。

 

 

触らぬ神に祟りなしということ諺がありますが、ここで言う神は全知全能の神ではなく地縛霊や地上と関わりの深い霊ですが言ってる事は当たっています。関わらないのが1番ですが人間社会としてどうしようもない場合は慰霊祭を行うとか別のところにその例の霊の棲家を作ってやるとか、何らかの対策を応じる必要があります。

 

 

私の霊能力はからきしなので、今回の奈良県の古墳の周りをソーラーパネルで囲ってしまった件について何か起こるのか分かりません。もしこの件に関してその古墳に埋葬されている霊がまだ地上にいて怒っている場合はおそらく関係者が病気になったり事故にあったりするでしょうし、既に地縛から解き放たれて霊界の高い境界に進んでいる場合は何も起きないかもしれません。

 

個人的にはちょっと危険かなぁと思っております。