真鳥飛ぶ宇奈提の八重の事代主の
神に諾なふ 畏くあれども
あなにゑや 皇御孫守る 大神に
許させ給へと 願ぎ奉る
順わぬ 神すら和す 事代主の
神ぞ畏し しこの大神
八重垣に 物部統べて 民守り
御代平け給ふ 事代主の神
罪に落つ 千三五十年の 吾魂を
許させ給へ 皇大御神
めをませて 曲神荒び 善神の
つくみおる世を 祓う皇神
奸ましき 吾が魂御神に 厳しく
導き給へと 吾れは祈らむ
人草は ちち悔やみつ 神縋る
撓ざる天の 道に恋がれつ
すはえなり巡ふ人の世に積羽せば
許されなむや 神の髄に