落ち放つ 神のすえ 弥守る

いとかけまくそ 三穂津姫神みほつひめかみ

 

しはかみを 曲治劒かふつつつるぎに れ給ふ

曲様治かしまたちなる 武甕槌神みかづちのかみ

 

あわうわを なんやわらに 可々かかんなし

 のんてんさやけ 経津主神ふつぬしのかみ

 

鹿島香取神ふたかみかみは いつをあらはす

 あにほかに あらむやしんの 神の神なる

 

日夜ひよのまに ゆを受くる 人草の

神を知らぬは 心悲しき

 

のみせし 八十万人やそよろひとを かむまも

ゑやは祀らじ 日月ひつきかみ

 

村屋なる 内外うちとも清し ゆつさかひ

みそひつつ 神にうべなふ

 

うべなふに たづきも知らぬ 生者なまもの

とせの 罪去りを乞ふ

 

百代ももよへど 罪は揺払やはらじ 怠りを

神にうべなふ きらしき神に