彼とあたしが出会ってもう1年が経っていました。


あたしは2年生。彼はもう4年生。



彼と一緒にいられる最後の年です。



部活には新入生もたくさん入ってきて、歓迎会がはじまりました。


楽しく飲んだあとは恒例のカラオケオールおんぷ



もう彼もあたしもいい気分でほろ酔い状態。


あたしがいつものように甘え状態だったのは言うまでもない。。ガーン


そこでエレベータで彼と一緒になりました。


どういう話の流れかは忘れたけど、、



「コロは最近どうなの?」


って話になって・・・



「え?先輩こそ彼女さんとどうなんですか?」


ずっと訊きたかったけど訊けずにいたことを・・・



「俺?どうもないよ。向こう○○にいるし。」


「社会人なんですもんね。」



「向こうはもう、結婚とか考える歳じゃん。でも俺結婚したくないんだよね。」



彼の遠距離恋愛がはじまってから半年ほど経ってました。


やっぱり寂しかったんだね。

「だって俺は・・・」みたいな言葉も増えて。



「・・・・・」



この言葉を聞いて複雑な気持ちになり、返せずにいた時にエレベータのドアは開いて。


カラオケオールが始まりました。



席はもちろん彼の隣を確保。


こんなことしかできないんだガクリ


歌もちょこちょこ入れながら、彼との会話。



「コロってさ、俺と同じ歳なのに後輩なのがなんかいいよね。」



でもこんなこと言われても嬉しいことはなく辛いだけ。





とても複雑な一日なのでした。