手術、無事に終わりました

 

 

緊張しすぎて早めに行ったらまだ病院開院前でしばらく近くのベンチでぼーっとしてました

悲しくて落ち込むとか、泣くとかそういうのが一切なく、ただただひたすら感情は凪

 

病院に入るといつもただでさえ優しさの塊な看護師さんに

100倍増しな位気遣ってもらいながら、手術前の最後の確認のためのエコーへ

 

昨日よりまたちょっと赤ちゃんの輪郭がぼやけてしまっているね

 

…と先生はまた残念そうに言いながら、最後に撮ったエコー写真を手渡してくれました

 

赤ちゃんの心拍が止まっていたの聞きづいたのは10週2日目だったんだけど

その時のサイズが最後に見てもらった9週1日目の時よりちょっと大きいくらいだったので

おそらくあのエコーの直後くらいになくなってしまったのかなと思うと、

そこから10日ほど経っていたわけです

 

そうやってだんだんと組織が緩くなって人の形でなくなってしまうんだなあ…

心停止発覚してから2日後に手術を受けることにしたけどそれでよかったと思いました

火葬も何もできないけど、せめて少しでも綺麗なうちに出してあげたかった

 

 

その後、病院奥のベッドルームへ

ここでは採卵の時に何度も休ませてもらっていて、その度緊張でドキドキしていたけど

今日は別のドキドキと頭が混乱していて何が何だかわからないまま簡易病衣に着替えて時間まで休んでいました

 

手術までの間、点滴を受けて待つのですが、この点滴の針を入れる時が一番痛かったです

他は痛いこと何もなかった

それが余計に非現実感でふわふわしてしまうのだけど

 

今日は採卵もない日だったらしく、程なくして手術室へ

付き添ってくれた看護師さんが手術の準備をしてくれた後、

ずっと静かに肩をポンポンと優しく叩いてくれたからか、

すごく安心して泣いたり取り乱したりもしないで先生が来るのを待つことができました

 

採卵の時もそうだけど、点滴の針から1本目の麻酔が入って来た時が一番苦手です

猛烈な眠気と一緒に呼吸がし辛いような、浅くなるような感覚がすると

このまま自分は死んでしまうのではといつも怖くなってしまう

早く先生来て〜!そしてとどめの麻酔をして眠らせてくれ〜と願っていました

 

 

どれだけ長い時間が経ったのか、先生が来て、最後に心音などを聴診器で確認してくれた後

 

頑張りましょうね、大丈夫ですよ

 

と声をかけてもらったのちに酸素マスクをつけられました

そこから出て来た空気を3.4回深く吸ったら、次の瞬間にはもう全て終わっていました