先日から立て続けに聞いた、いいお話、Part2。
それは、上の子の高校のPTA総会でお呼びした先生の講話。
常磐会学園大学からお越しの、佐谷 力先生という教授。
先生は、大学卒業後、化粧品会社に入社、そして小学校教諭、高校教諭を経て、現在、常磐会学園大学の教授をされているとか。
常磐会学園大学は、幼児教育では名の知れた大学で、私の出身大学ではありませんが、なみピー先生のつながりで、今やこの大学の学長になられた先生のお宅にもう10数年ピアノのレッスンに行っており、とても親しみのある大学なので、初めからなんだか興味がありました
テーマは『思春期の子どもとの良きかかわりのために』
先日の水谷先生もそうですが、佐谷先生もカウンセリングの先生とあって、上手にこちらの気持ちを解きほぐし、あっというまに皆、お話に引き込まれていき・・・
時間が50分しかないということで、「この話は長くなるのでこのくらいに・・」、ということが何回かあり、そのたびに、もっと聞きた~い
と思うくらい、とても興味のあるお話をしてくださいました
話はほとんどヨシオ君とナナちゃんのお話でした
(ややこしいのでいつもヨシオ君とナナちゃんに決めているそう
)
まずの問題定義は、
『子どもが大きな壁にぶつかったとき、あなたはどうしますか?』
1.親の力で何かできることはないか、考える
2.叱咤激励する
3.だまって聞いてあげて見守る
さあ、どれがいいのか・・・
そりゃ~③でしょ
①もよくあるよな~、とまるで他人事のように聞いてた私。
先生は例を挙げて話を進めます。
『幼稚園児のナナちゃんは、ゲガをして帰ってきました。
「どうしたの
」
「ヨシオ君にやられたの。」
「まあ!先生は知ってるの
」
「先生は知らない。」
「なんですって
じゃ、お母さんが先生に言ってあげるわね
」
お母さんはすぐに園に電話をし、先生に気をつけてもらうように頼みました。
先生は、さあ大変と、それからはナナちゃんのことは気をつけて見るようになります。
でも、こうして気をつけて見てもらうことは、実はその子にとって不幸なことなのです。
(このナナちゃんの続きは時間短縮のため省略されたような・・・)
こうして、何かあるたびにお母さんに解決してもらってきた子は、いつまでたっても自分で解決できなくなるのです。』
う~ん
納得、納得
つぎに、②の叱咤激励をする、の例
悩んでどうしていいかわからない子に、がんばれだの、何くよくよしてんの、もっと○○しなさい
とカツを入れても、追い打ちをかけるだけだよね~
と、これまた納得して聞いていた私。
話は、小学三年生の男の子が書いた「お風呂」という詩の紹介に。
(注:モニターで紹介されただけなので正確な文章ではありません。ご了承ください)
『お風呂
ぼくがお風呂に入ろうと 服を脱いでいると
おかあさんが かぜをひくから早くお風呂に入りなさいと いった
ぼくは急いでお風呂に入ってつかっていると
おかあさんが はやく身体を洗いなさい といった
ぼくが身体を洗っていると おかあさんが
いつまでも洗ってないでさっさと湯船に入りなさい といった
ぼくはあわてて湯船に飛び込むと こんどは 早く上がりなさい といった
するとおかあさんが 何なの 全然きれいに洗えてないじゃないの といった』
これを聞いて、思わず声を出して笑うと同時に、まさに私はこれだ
と我に返った私。
先生の話は続きます。
『先々に命令をし、こどもが今しようと考えていたのに、おかあさんが先に口を出してしまう。
すると、子どもはもう、考えて行動しなくなる。なぜならお母さんが次々言ってくるから。』
そこで私は気づきました
それだけではない、①番も当てはまることがあるある
つい数か月前、下の子が塾の先生と合わずに子どもが行きたがらなくなった時、私はそそくさと辞める意思を伝え、次の塾を探していました
その時先生は、塾は休んでいいので一週間ほど放っておいて、もう一度本人に聞いてみてください、といいました。
私はかなり悩みましたが、中学3年目前の春休みということもあり、時間もないので、私の判断でさっさと子どもが気に入る塾に行かせたのです
あとからその決断は甘かったな、と反省していたのですが、今日の話を聞いて、まさに私は①も②もやってるじゃん
と大反省
要するに、子どもは壁にぶち当たった時、親や友達に相談し、自分の気持ちを聞いてもらっているうちに、自ずから答えを見つけるんだと
そうだよな、子どもは自分で答えを探してるんだ
親は見守るしかないんだ
頭ではわかってたつもりが、わが子と自分のことは全く見えてなかった私。
大反省とともに、眼からうろこが落ちて、なんだかすっきり

その後も先生は、思春期の子どもとのかかわり方について、ヨシオ君の心あたたまるいいお話をたくさんして下さいました
アップするパワーがあれば(ブログになかなか時間が取れないよ~
)また紹介したいと思います
皆さんも、機会があれば、いいお話をゲットしてきてくださいね
それは、上の子の高校のPTA総会でお呼びした先生の講話。
常磐会学園大学からお越しの、佐谷 力先生という教授。
先生は、大学卒業後、化粧品会社に入社、そして小学校教諭、高校教諭を経て、現在、常磐会学園大学の教授をされているとか。
常磐会学園大学は、幼児教育では名の知れた大学で、私の出身大学ではありませんが、なみピー先生のつながりで、今やこの大学の学長になられた先生のお宅にもう10数年ピアノのレッスンに行っており、とても親しみのある大学なので、初めからなんだか興味がありました

テーマは『思春期の子どもとの良きかかわりのために』
先日の水谷先生もそうですが、佐谷先生もカウンセリングの先生とあって、上手にこちらの気持ちを解きほぐし、あっというまに皆、お話に引き込まれていき・・・
時間が50分しかないということで、「この話は長くなるのでこのくらいに・・」、ということが何回かあり、そのたびに、もっと聞きた~い


話はほとんどヨシオ君とナナちゃんのお話でした

(ややこしいのでいつもヨシオ君とナナちゃんに決めているそう

まずの問題定義は、
『子どもが大きな壁にぶつかったとき、あなたはどうしますか?』
1.親の力で何かできることはないか、考える
2.叱咤激励する
3.だまって聞いてあげて見守る
さあ、どれがいいのか・・・

そりゃ~③でしょ

①もよくあるよな~、とまるで他人事のように聞いてた私。
先生は例を挙げて話を進めます。
『幼稚園児のナナちゃんは、ゲガをして帰ってきました。
「どうしたの

「ヨシオ君にやられたの。」
「まあ!先生は知ってるの

「先生は知らない。」
「なんですって


お母さんはすぐに園に電話をし、先生に気をつけてもらうように頼みました。
先生は、さあ大変と、それからはナナちゃんのことは気をつけて見るようになります。
でも、こうして気をつけて見てもらうことは、実はその子にとって不幸なことなのです。
(このナナちゃんの続きは時間短縮のため省略されたような・・・)
こうして、何かあるたびにお母さんに解決してもらってきた子は、いつまでたっても自分で解決できなくなるのです。』
う~ん


つぎに、②の叱咤激励をする、の例
悩んでどうしていいかわからない子に、がんばれだの、何くよくよしてんの、もっと○○しなさい


話は、小学三年生の男の子が書いた「お風呂」という詩の紹介に。
(注:モニターで紹介されただけなので正確な文章ではありません。ご了承ください)
『お風呂
ぼくがお風呂に入ろうと 服を脱いでいると
おかあさんが かぜをひくから早くお風呂に入りなさいと いった
ぼくは急いでお風呂に入ってつかっていると
おかあさんが はやく身体を洗いなさい といった
ぼくが身体を洗っていると おかあさんが
いつまでも洗ってないでさっさと湯船に入りなさい といった
ぼくはあわてて湯船に飛び込むと こんどは 早く上がりなさい といった
するとおかあさんが 何なの 全然きれいに洗えてないじゃないの といった』
これを聞いて、思わず声を出して笑うと同時に、まさに私はこれだ

先生の話は続きます。
『先々に命令をし、こどもが今しようと考えていたのに、おかあさんが先に口を出してしまう。
すると、子どもはもう、考えて行動しなくなる。なぜならお母さんが次々言ってくるから。』
そこで私は気づきました

それだけではない、①番も当てはまることがあるある

つい数か月前、下の子が塾の先生と合わずに子どもが行きたがらなくなった時、私はそそくさと辞める意思を伝え、次の塾を探していました

その時先生は、塾は休んでいいので一週間ほど放っておいて、もう一度本人に聞いてみてください、といいました。
私はかなり悩みましたが、中学3年目前の春休みということもあり、時間もないので、私の判断でさっさと子どもが気に入る塾に行かせたのです

あとからその決断は甘かったな、と反省していたのですが、今日の話を聞いて、まさに私は①も②もやってるじゃん




そうだよな、子どもは自分で答えを探してるんだ


頭ではわかってたつもりが、わが子と自分のことは全く見えてなかった私。
大反省とともに、眼からうろこが落ちて、なんだかすっきり


その後も先生は、思春期の子どもとのかかわり方について、ヨシオ君の心あたたまるいいお話をたくさんして下さいました

アップするパワーがあれば(ブログになかなか時間が取れないよ~


皆さんも、機会があれば、いいお話をゲットしてきてくださいね
