きっと「もっとぶったおれるまで踊れよ!汗かけよ!!」ってなりそう。

自分のことを息子としても男としても愛してくれた父親をそれ故に失い、

ヘドウィグは自分の片割れを壁の中で探して、この人だって思った人と壁の中から逃げ出すために性転換したけど、うまくいかなくって1インチのこって。

出たけど一緒に逃げた牧師は別の人の元へ。

故郷も爆破されて失って。

なんもかんも失ったヘドウィグの前に現われた青年。

彼にロックを教え、愛し合い、いざ愛し合おうとしたときに1インチ。

男でも女でもないことを気味悪がれて彼さえも失って。

自暴自棄。
ただ誰かに愛されたい。

お母さんから聞いた物語りのように自分の片割れがいることを信じて。

絶望の中、なんとか首の皮一枚でつながっていたのは音楽。ロック。

それも彼が奪っていって。

でも彼はライブで言った。

「最後のこの曲は昔、僕が愛した…女性が僕のために作ってくれた歌です。
彼女が今、どうしているのかわかりませんが、みなさんが聞いてくれたら、彼女にも届く気がするんです。」


…ちょっと自分のなかで整理してみようっと。