今話題のいじめ。
かれこれ10年前までいじめる側にいけるか、いじめられる側になるか、びくびくして生活していた。
いじめっていうのは楽だし楽しい。
なに、あの団結力。チームワーク。
1人の子をいじめることによって、話したこと無い男の子と話せるし盛り上がれる。
女の子とも仲良くなるきっかけになる。
いじめって無視だろうと直接的ないじめ方だろうとあんま問題ない。
いじめ方ってあんまり重要視してなかった気がする。いじめる側としては。
1つの目的にみんなが向かう。だから団結力が生まれる。仲間になる。
甲子園に行こう!とみんなががむしゃらに練習して団結して「俺ら仲間!」っていうのと同じ感覚だと思われる。
ただ、一度いじめられる側になったら、いじめなんかくそみたいなものする気にならなくなる。
いじめられる側にとっては無視だけでもう十分、お腹いっぱい。
自殺する理由には十分なんですよ。
私は中学で友達作りのスタートダッシュが遅くって、なんとなく自分が出しにくいまま友達になって。
で、中2のときに自分の親の行動が原因でクラス中から無視がはじまった。
クラス中ですよ。男子も女子も、ある日突然、いっきに自分のことをゴミみたいな目で見始めるあの恐怖。
話かけてもふいーっといなくなる。
学年全体で「あいつはいじめられてる」って目で見られて、レッテル貼られた。
休憩時間なんていらないっていつも思ってた。
まじで人生で一番しんどい時間だった。
自殺のシュミレーションも何回もした。
1年半、毎日死にたいって思ってた。
飛び降りた。首吊った。車の前に飛び出した。踏切の中に飛び込んだ。事件起こしてから死のうかな。
いろいろ考えてみた。
遺書も考えた。
主になっていじめた奴の名前を病んでいる奴みたく書きなぐって、自分が死んだ後も気味悪い感じにして一生の思い出にさせてしまおうとか。
「お前だけは死んでも許さない。覚えてろ。今に見てろ。復讐してやる、絶対に。絶対にお前を殺してやる。」って。
若干中二病も入りつつ 笑
まぁ、リアルに中2~3だから仕方がない。
でも、自殺はしなかった。それどころか不登校もしなかった。
行きたい高校があった。
近所のお姉さんが着ていた進学校の制服。これが可愛かったし憧れだった。
こんな狭い世界は何年かしたら脱出できる。
「いじめられてます」と告白して内申点を下げるわけにはいかない、保健室登校なんか死んでもやらない。お前らの思うつぼにはならない。
女子がグルになって私を学級委員にしたこともあった。
ぶっちゃけ内申点が上がるからぜひぜひ、って可愛くない考えをしていた。図太い。
いじめたやつに復讐したかったけど、それで問題起こしたらパーになる。
妄想だけで辞めた。妄想ではぼっこぼこにして殺した。
あと、家族に迷惑をかけたくなかった。
大好きなじいちゃんばあちゃん。私が自殺したらそれこそショックで寝込んでしまう。そうはさせない。
姉ちゃんと弟。
「自殺したやつの兄弟」なんてレッテルを貼ってこの先の人生を歩ませるなんてできなかった。
あと、好きなテレビがあった。
「内P」が死ぬほど好きだった。
ウッチャンが「今日からお仕事始まりましたね。いかがですか?」みたいなOPで労われた日にはむっちゃ癒された。
番組放送中は笑って何も考えなかった。
次回予告見たら「来週までは死んでも死にきれない!死ねない!」なんて思った。
ウッチャンが「来週またお会いしましょう!」なんて言った日には「はい!!」なんて心の中で返事をした。むっちゃ単純。笑。
行きたい高校があるという目標、家族、好きなテレビ。
この3つがあったから生きてこられた。
あといじめ方もかわいらしいもので、無視とか悪口とか仲間はずれとか机に落書きとかそんなもんだった。
これがもの隠されたり、恐喝だったり、直接的にもっとあったらすんなり自殺を選んでいたかもしれない。
私は不幸中の幸いだった。
でも、期間は長かった。1年半。
まゆげ細くしたり、目が死んだりするには十分すぎる期間だった。
あと性格が腐るとかね。
ただ、やっぱり生きてみるもんだと思う。
いまもし、死にたいとか自殺を本気で考えるひとは止めた方がいい。
それこそ死に損。
学校のいじめなんか、何年かで終わる。
進学したら新しい出会いがある。そこでデビューすればいい。
進学校にいけばいい。
高校ではいじめなんか1つもなかった。
そんなクソみたいなことに時間かけず、恋愛したり勉強したり部活したりしていた。
進学校はリア充の集まりだった。
進学校の子だからってみんなが待遇してくれる。
「おたくのお子さん○○高校でしょ?頭いいわね~、聡明なお子さんですね」
って無駄に褒められる。
カラオケ行って、映画行って、行事のあとは打ち上げして、素敵な先輩に恋をして、後輩に好意を持たれ、先生のこと下の名前で呼んで、モテて…
進学校行きなよ!進学校。
ま、そんな話はさておき。(でもかなり本気でおすすめします。死んだつもりで勉強しなよ!)
ベタだけど、生きてたらいいことってある。
私は改名前後からさまぁ~ずのファン。
そして小学生のころからウッチャンが好きだった。
内P見て更にこの3人のことを好きになった。
そんなある日。
ウッチャンとさまぁ~ずを生で見た。
さまぁ~ずの番組の観覧に当選して、行ったらサプライズゲストでウッチャンが来た。
今のところ人生で一番生きててよかったって感じた。
なんなら死んでもいい!!!!って本気で思った。
まさか、自分が生きているあいだに会えるとは思ってもみなかった。
しかも内村Pの格好だった。ほんとうに感動した。
憧れの人を生で見た。会えた。
中学のときに死んでたら叶わなかった。
生きていればいいことある。
生きていればリア充になれる、憧れの人に会える。
がんばれば色々叶う。
人生一度きりなんだから、「いまなら死んでもいい!!!!」っていうあのテンションを感じてからでも死ぬのは遅くない。
感じてから死んだらいい。
夢がかなえば欲が出てくる。
可愛くなりたい。モテたい。あの人と付き合いたい。もっとお金欲しい。買い物したい。
遊びたい。合コン行きたい。もっとセックスしたい。もっと愛されたい。イケメンと付き合いたい。
中学とか高校とか小さな閉鎖的空間での人間関係なんてくそくらえ。
いつかはみんな飛び立つ箱にすぎない。
生きることをおすすめします。
生きてりゃ必ずいいことあるよ。