オムツを換えに行く2人。残ったのは宮本。
そこに伊勢が戻ってくる。
伊勢「…殿はどうした」
宮本「オムツ換えに行ったよ」
伊勢「…殿は…オムツ…」
勘違いする伊勢(笑)
小手の匂いでらりってる千葉と海尊が戻ってくる。
千葉に「こんなレディースいるよなぁ」とバカにされる宮本。
海尊に「おじぞうさまだ」と笠をかぶせられ、2人に拝まれる伊勢。
幻想の蝶々を追いかけてまた行ってしまう千葉と海尊。
伊勢「あいつら大丈夫か?」
宮本「あぁ、小手の匂いでらりってるだけだから。すぐ戻るよ」
伊勢「ずいぶんと殿に馴れ馴れしいが、お前は殿のなんなんだ?」
宮本「友達っつーか、仲間だな」
伊勢「な…、なか…、なか…」
宮本「なんで『仲間』が言えねぇんだよ(笑)『仲間』だって、な・か・ま!」
伊勢「な、なか…ふぁ…」
苦笑する宮本。
近藤の教えも教えてあげる。
『敵に勝つためには、まず己に勝つべし。時には戦わない勇気も必要なり』
それに伊勢は感動する。
伊勢「すごいな!今までそんな考えはなかった!」
ウキウキで動き回る伊勢(2回目公演の時にはボックスまで踏んで踊ってたw)
伊勢「わしらもその、『仲間』とやらにしてくれるか!?」
宮本「まぁ、あいつらも仲良くなったみたいだし、いいぜ」
その答えにうしろから抱きついて顔をスリスリする伊勢。
その現場をナイスタイミングで戻って来て、衝撃の光景に持っていたパイプを落とす佐々木(笑)
自分の目を手で覆い隠して
佐々木「見てませんからぁー!!誰にも言いませんからぁー!!!」
宮本「違ぇって!!」
伊勢「犯されるー」
宮本「高校生でこんなおっさん犯したら、絶対、将来モンスターじゃねぇか(笑)」
伊勢「しっ」
いきなり真面目な顔になって剣を抜き、2人の前に立つ。
必死に走って戻ってくる千葉と海尊。そのあとを追って敵が4、5人ついて走ってくる。
敵「義経一行だな!」
佐々木「違います!」
伊勢「そうだ、ここに居られるのは義経候だ」
佐々木「だから違うって!」
襲ってくる敵に対して宮本(鉄パイプの二刀流)、佐々木(鉄パイプ)も応戦。
敵に小手の匂いを嗅がせていく千葉。
海尊と千葉は敵に何人かの敵に追いかけられながら走り去っていく。
佐々木「千葉君たちが!」
と、海尊と千葉を追いかけていく佐々木。
2人で残りの敵もやっつけ、佐々木だけが戻ってくる。
千葉が走って戻ってくる。
佐々木「良かった、無事だったんだね」
千葉「俺は…無事だけど…でも、海尊が…海尊がぁ…」
海尊が死んでしまったことを察する伊勢・宮本・佐々木。
海尊「私も無事です」(笑)
弁慶「騒がしい、一体何があった」と弁慶が現れる。
敵が義経の命を狙って襲ってきたことを説明する伊勢。
宮本「おっさん強ぇな。稽古つけてくれよ」
伊勢「わしで良かったら…。その代わり、おぬしの二刀流を教えてくれんか?」
宮本「おう、いいぜ。千葉、おまえも来い!こいつ腑抜けだからみっちりしごいてやってくれ!」
千葉「なんだよ、腑抜けって!!」
海尊「私もよく言われます」
千葉「じゃあ、俺も腑抜けー♪」
千葉には素質がある、と褒める伊勢。
千葉「もっといっぱい褒めて!」
海尊「確かに、逃げ足が早かったですもんね」
千葉「なんだよ、それ」
海尊「褒め言葉ですよ」
千葉「じゃあ、俺、逃げ足早いー♪」
伊勢「千葉殿、『敵に勝つためにはまず己に勝つべし。時には戦わない勇気も必要なり』という言葉があって…」
千葉「デジャブ!!?」
宮本「…俺がさっき教えたんだよ」
佐々木と弁慶だけが取り残される。
離れた距離でお互いの顔を見合わせる。
気まずく、目をそらす弁慶。
朝廷から宴会の誘いが来る。
宮本「朝廷って今の総理大臣とかだろ?」
千葉「俺達、超有名人じゃん!!」
その宴には兄の頼朝が来る。
久々の再開ですね、と言われても苦笑いしかできない佐々木。
しかし、付いていけるのは2人だけ。
弁慶「ここはじゃんけんで決めよう。いいか、最初はグーだぞ」(笑)
「遅出ししたものはどうなるかわかってるな!」
じゃんけんを始めようとする伊勢・海尊・宮本・千葉。
弁慶「では、じゃんけんを始める前にわしの生い立ちから…」
宮本「なんでだよ!聞きたくねぇよ!」
千葉「ちょっと待ってー。弁慶が話したいんだったらいいと思うー」
宮本「なんで肩持つんだよ」
(神保町花月でよく見られるコンビに甘いという件)
じゃんけんすると、パーで勝ったのは伊勢と宮本。
遅出しでわざと負ける弁慶。
伊勢と宮本と佐々木で朝廷に向かう。
幕前。
頼朝と影助が出てくる女遊びの話をするというシーンだけど、千秋楽にはあべさんのアドリブで嫁とのラブラブ話を言わされる池谷さん。
池谷「いつもは結婚指輪ってしないんですけど、名古屋に行くっていったら『ちゃんとつけてね』って指輪にチュッてして渡してくれました」
会場「ひゅ~~~♪」(笑)
幕が開くとそこは朝廷。後白河天皇が登場。
後白河「弟の義経。猛威になるぞ」
話していると佐々木・伊勢・宮本が登場。
途端にウソ臭く泣きまねを始める頼朝と影助。
佐々木「ご招待、ありがとうございます」
頼朝「弟よ~…、俺周りから「怖い」とか「強い」って言われるけど…こういうタイプなんだよね~」
宮本「ウソ臭ぇ泣き方だな」
宴ということでゲーム!ということで負けた方がイッキしなくてはいけない一発ギャグ対決に。
チームは伊勢・宮本・佐々木と影助・頼朝・後白河。(この順番で交互に1人ずつ)
(例え頼朝チームが拍手の数が少なくっても「みなさんお分かりのように、頼朝チームの勝利~♪」と判定)
酒をどんどん注がれ飲んでいく3人。
影助「♪飲んで、飲んで飲んで、飲んで、飲んで飲んで、飲んで、飲んで飲んで、義経ちゃん♪」
(イッキコール)
帰り道。
飲みすぎて足どりがおぼつかない伊勢と宮本。
佐々木「飲みすぎだよ。まだ高校生なんだから~」
楽しくおしゃべりしながら歩いていると背後から敵に羽交い絞めされる伊勢。
影助「酒飲んで、刀も持たずにいるなんて。めでたい奴らだな」
宮本「お前はさっきの!」
宮本と佐々木に襲いかかってくる敵陣。
鉄パイプも何も持ってないためお互い庇いながら敵の攻撃をよけ続ける宮本と佐々木。
宮本「足が全然動かねぇ!」
佐々木「だから飲みすぎなんだよ!」
羽交い絞めされていた伊勢だが、相手の隙をついて刀を奪う。
しかし、敵にお腹を斬られてしまう伊勢。
それでも2人の前に立ち、敵から守ろうとする。
伊勢「殿を連れて逃げろ!」
宮本「すげぇ血ぃ出てんじゃん!」
伊勢「こんな傷たいしたことない!」
宮本「おっさん置いて行けるかっつってんだよ!」
襲ってくる敵に斬られ、影助がとどめをさす。
宮本「おっさーーーーん!!!!」
声を聞きつけ、弁慶・海尊・千葉が出てくる。
影助「ちょっと分が悪いな。逃げるぞ」
千葉「待て!」
千葉と海尊が走って後を追う。
しかし、宮本たちに看取られながら死んでしまう伊勢。
宮本「なんでだよ!!!」
ぶつけようのない悲しみと怒りを叫ぶ宮本。
宮本「源氏だとか平家だとか知らねぇけどさ…伊勢のおっさんは仲間だった、なのに、殺されて、俺は絶対に許さない。それはいつの時代だって同じだろ?」
肩を叩いてなだめる千葉。
宮本「佐々木、もうお前が殿でもなんでもいいや」
伊勢の死によって、かたき討ちのため頼朝と戦う決意をする。
千葉「もう唯の部活じゃない。命をかけた真剣勝負だ」