「ねぇ、しよ?」

街コンで出会った女性とマッチングしてから3時間経過後、
2人で飲んでいる際に耳元でそう囁かれた。

清楚な見た目なふんわりロングヘアの可愛い女性から放たれた一言は、俺を一撃で恋に落とした。

出会ってまだ2時間くらいなのに、なんて積極的なんだろう。
見た目からは想像できないが、かなりエロい女の子なのだろうか。
それともお酒に弱いと言っていたから、酔った勢いってやつなのか??

「は、はい!ぜ、ぜひしたいでしゅ…」

酔っ払って鼻の下を伸ばしてスケベな顔をしているであろう俺の素直な答えに、女性はニッコリと微笑む。

「じゃあ、ホテル行こうか」

こうして俺は可愛い女の子とタクシーでホテルに向かった。

俺は、社会人になって付き合っていた彼女と3年前に別れていた。
それから社畜と呼ばれるくらいに懸命に仕事を頑張っていたが、やはり独り身が寂しくなり、今日は街コンに参加した。

そこでマッチングしたこの女性が、麻里香(まりか)さんだ。
背中の真ん中まである色気たっぷりの栗色の長い髪は、艶々していて絹のようだ。
さらに、パーツの整った顔立ち、スタイルもなかなか良い。
美人だが、鼻につく様な高嶺の花じゃない優しい雰囲気に、一目惚れしてしまったのだ。

移動中、俺はベッドの上で揺れる麻里香さんを想像する。
きっと麻里香さんはボリュームあるふんわりロングヘアを振り乱しながら、俺とあんなことやこんなことをするんだろうな〜
後ろから長い髪を鷲掴みにして、ズコズコするのも良いだろうな〜
麻里香さんの綺麗な髪の毛に、俺の溜まりに溜まった"精“を大量に出しちゃうのも良いな〜

ぐへへへへへ

「さぁ、着いたよ」

エッチな妄想をしてウハウハしている俺に、麻里香さんは声をかけた。

「ほら、行くよ?」

「あぁ、行こうか。今日は朝まで帰さないぜ」

俺は眉間の皺をキリッと寄せてキメ顔を作り、精一杯のイケボで囁いた。

麻里香さんとラブホ街を歩き、ピンクのネオンが印象的な一つのホテルに入る。
お酒のせいか、久しぶりのせいか、俺のテンションは最高潮だった。

「じゃあ、裸になってお風呂に入ろうか」

部屋に入るとすぐに麻里香さんは恥ずかしげもなく自分の服をさっさと脱いでしまった。
そして、自宅に帰って風呂に入る勢いで下着も放り投げた。
胸下に垂れていたロングヘアを後ろにバサっと流すと、隠れていたピンクの乳首が丸見えになる。
細身のセクシーな体に、魅力的なおっぱいが揺れていてとてもセクシーだ。

鼻血が出そうなくらいに、最高だ。

積極的な麻里香さんに促されるまま、俺は服を脱がされる。
もちろん、俺の膨らみはもうギンギンである。
はち切れんばかりに大きく膨らんで、今にもバズーカを撃ってしまいそうだ。

「あっ、元気になってる!可愛いね」

麻里香さんは笑いながら俺を風呂場に連れて行った。

赤いタイルの壁が印象的な浴室で、真ん中に円形の大きい風呂がある。
風呂以外のスペースが広いタイプで、お風呂場椅子が置いてある。

「じゃあ、座って。早く、しよ?」

俺はニヤケが止まらないまま、椅子に座った。
これからこの可愛い子ちゃんとあんな事や、こんな事をしてしまうのか!

最高だ!!イエーーーイ!!

「じゃあ、目を瞑って」

俺は言われるがまま目を瞑った。

ヴィィィィィィィィィンと機械音がお風呂場に鳴り響く。

お?
いきなり大人のおもちゃを使うなんて、麻里香さんは積極的だな。
淫乱なのかもしれない。エロい体してたもんな。

そんな事を考えていると、額に冷たい感触が当たった。

「えっ!?」

ヴィィィィィィィィィン
ジョリジョリジョリジョリ

「えっ!?えっ!?えぇぇぇぇぇ?」

俺は驚いて目を開ける。
目の前の鏡には頭の真ん中の髪が根本から刈られたアホ面の自分の姿が映っている。

「ねぇ〜ちょっと、まだ見ちゃダメだよ。じっとしててね」

そう言うと麻里香さんは手に持ったバリカンを俺の頭に入れた。

ヴィィィィィィィィィン
ザリザリザリザリザリ

今度は大きな音を立てて髪がドサドサと落ちてくる。
ん…?俺はナニヲされている…?

可愛い女の子とエロいプレイを期待していたはずが…

坊主にされている…?

酔っているためか、あまりに突然のことに思考が追いつかず、呆然とする俺。
それをお構いなしで楽しそうにバリカンを走らせる麻里香さん。

どういうことデスカ…?

「はい、終わったよ?さっぱりしたね」

あっという間に頭を刈られ、坊主頭になった俺が鏡に映っている。
特に髪型に拘りはなく、なんとなく伸びていた俺の髪は悪いことをして反省のために坊主にされた少年の様になっている。

「な、な、な、何するんですか!?いきなり坊主にするなんて!ひどいじゃないですか!!」

正気に戻った俺は麻里香さんに怒りをぶつける。

「だって、してくれるんでしょ?刈り合いを♪」

「か、刈り合い?」

「しよ?って言ったら喜んでたじゃん。はい、次は君の番だよ?ほら、私の髪を好きな様に刈って」

そう言うと麻里香さんは椅子に座って俺にバリカンを差し出した。

「えぇぇぇ、刈り合いをしよって事だったんですか?えぇ…しかも麻里香さんのこのロングヘアを刈ってもいいんですか?」

「うん、君の好きな様にしていいよ!」

俺は今まで感じたことのない興奮に襲われた。
この綺麗な長い髪をバリカンで好きに刈ってもいいというのか?
背中が隠れるほどのふんわりロングヘアなのに…
勿体無いから毛先を少し切ろうか…
いや、坊主にされた仕返しに麻里香さんも坊主にしてやろうか?
でも、本当にいいのか?

「本当にいいんですよね?俺の好きな様にして」

「うん。好きに刈っちゃっていいよ」

うほー!滅多に出来ない体験!やるしかない!
俺はバリカンのスイッチを入れて麻里香さんの頭に近づけた。
そして、前髪を掻き上げ、その根本からバリカンを入れる。

ヴィィィィィィィィィィィジョリジョリジョリジョリ

バリカンが通った後の髪は面白いくらいに簡単に根本から切り落とされていく。

ヴィィィィィィィィィン
ジョリジョリジョリジョリ

バリカンは前髪から頭頂部まで進むと、麻里香さんの頭の真ん中に一本の刈り道ができた。

「きゃあああああ!うわー!すごーい!」

麻里香さんは目を大きく見開いて喜んでいる。
頭を触ると切られてもなお留まっていた髪束がどさりと簾のように床に落ちた。

俺は無我夢中でバリカンを入れる。

先ほど刈った額の隣からまたバリカンを入れる。

バリカンはヴィィィィィィィィィィィと大きな音を立てて髪を根本から根こそぎ刈り落とす。

あぁ…
ふわふわな栗色のロングヘアがみるみるうちに失われていく…
刈った跡は数ミリしか髪がなく、芝生の様なジャリジャリしている。

「あぁぁぁ!イイ!とてもイイ!もっと刈って!もっと!」

麻里香さんは目をトロンとさせてとろけそうな顔をして興奮している。

「まだまだ行きますよ!」

俺は麻里香さんを喜ばせたくてバリカンを走らせる。
裸の麻里香さんの体には切り落とされた長い髪が大量に付着している。

ヴィィィィィィィンとバリカンは大きな音を響かせて、麻里香さんの残った髪を刈る。
落武者の様に頭のてっぺんの髪を刈り落とすと、俺は横の髪に手をつける。

右横の髪をまとめて引っ張って持ち上げ、もみあげから上に向かってバリカンを入れる。

「あっ!いやん!…強引の感じが…とてもいい!あっ!んっ!そんな激しく刈ったら…イッ…ちゃうよ!あぁぁぁ」

大量の長い髪の毛が根本から刈り取られ、
麻里香さんは気持ち良さそうに喘いでいる。

「麻里香さん、落ち着いてください。この断髪小説が18禁になっちゃいますよ!」

「えぇ…?何それ?…もっと…もっと頂戴…」

「まだまだ行きますよ!」

俺は無我夢中で麻里香さんのふんわりロングヘアを芝刈りの様に刈っていく。

右側の髪を全て刈り落とすと、次は後ろに回り込む。

最初に考えていたシチュエーションとは全く異なるが、これはこれで俺の中の新しいエロを開拓しそうだ。

長い髪を集め、掴んで持ち上げて麻里香さんの綺麗なうなじを露わにする。
そして、その根本から唸るバリカンを潜り込ませる。

ヴィィィィィィィィイン
ジョリジョリジョリ

「あぁ…私の髪の毛が…取り返しのつかないくらいに刈られてる…きもちぃぃ」

バリカンの通った後は見事に髪の毛がなくなり、地肌が見えるくらいになっていた。

あぁ…勿体無いな…
ここまで伸ばすのには何年かかるのだろうか。

それでも俺は、止まることは許されずに、羊の毛を綺麗に繋げて刈るように、麻里香さんの髪の毛持ち上げながら頭頂部までバリカンを進めた。

最初に刈った部分に繋がるように後ろの髪を上まで刈ると、握っていた長い髪束がするすると頭から離れた。

俺の手にはすごいボリュームの髪束が握られている。
刈ってもなお、艶がある綺麗な栗色の髪の毛は絹のように美しい。

そのまま、左側の髪も刈り落とし、頭全体を綺麗に整えていく。

「よし、終わりました」

俺の目の前には、触りたくなるほどの栗色のふわふわロングヘア…ではなく、地肌が見えるほど髪を刈り落とされた丸刈りの女性がいた。
椅子の周りには1人分とは思えないほどの大量の長い髪が床を埋め尽くしている。

「あぁ…、気持ちよかった…何回もイッちゃったよ…」

トロンとした表情で俺を見る麻里香さんは坊主なのに…いや、坊主だからこそ女性らしさが強調されてて、とても美しかった。
最初は女性を坊主にしたら萎えると思っていたが、新しい扉を開いた俺は、丸刈り女性にギンギンに興奮していた。

「それは良かったです…でも俺はまだイケてないので、エッチさてください」

「もう満足したから大丈夫だよ」

「えっ?えっ?俺はまだ出してなくて…」

「私は満足したよ!ありがとう!じゃあ、明日仕事だから帰るね」

そう言って麻里香さんは体に着いた髪を払い、止める暇もないくらいのスピードで着替えて部屋を後にしてしまった。

切り替えが早くないか…??

えぇぇぇ…

麻里香さんは本当に刈り合いだけで満足したのだろう。
残された俺はこのムラムラを解消できずに、どうしたら良いか途方に暮れていた。

「ち、ちくしょー!!次こそは!」

俺は少年の様な丸刈り頭で部屋を後にするのであった。


終わり